データベース入力作業だけでなく, データベース作成の労力を効率化するとともに, 情報共有を推進する目的で, グループウェア的要素を取り入れた研究報告書データベースシステムを作成し, 運用を開始した. 報告書の作成, 登録や承認(発行), 閲覧, 検索等の全ての機能がLANを通じて可能となっている. 営業秘密管理については, 発行部署による動的なアクセス権限制御が可能であり, また報告書別アクセス履歴管理に重きを置くことにより情報共有を推進するものとなっている. 運用開始後の閲覧回数/登録件数比率は従来型の報告書データベースシステムと比較して著しく大きいものであった.
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