特許引例のサイテーションマップ作成において,計量書誌学的アプローチの応用を試み,その手法とデータの有用性を検討した。2ステップマップ,ヒストリオグラフ,リサーチフロントの視覚化手法は,マップ上に配置可能な要素の抽出と,配置条件の設定が必要である点で共通していた。データの視覚化では,数ある関連性の中で最も強い部分に着目するのが有効であるとわかった。同一発明に関する特許と論文を密接な関連性をもつ文献群と規定し,これらの引用・被引用データの中から書誌結合(bibliographic coupling)と共引用(co-citation)の関係にあたるものを抽出し,図示化した結果,非常に密接な関連性が確認できた。また,同じ文献群に見られた論文への高被引数や経年度化から,当該発明の重要性やサイエンスリンケージの伸びなどを椎察した。
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