雑誌論文におけるデータベース検索の現状について,実務的な間題の具体例を提示しながら論じた。フリーキーワード検索でのタイトル,抄録の検索については原文と比較した情報量の少なさを間題としてあげ,表記の多様性の間題,日本語文の検索システムにおける処理上の問題について触れた。統制語の問題点としては,その使用における専門性の高さとブール演算子の弱点を上げ,統制語を入力しないでも検索できる,医中誌Web, PubMedの自動マッピング機能についても述べた。最後に現在のデータベース検索における間題点を多く内包すると思われる無作為化比較試験の国内文献の検索について言及した。
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