司書資格を有し, 情報の収集, 情報発信, レファレンス業務を本務としている人をサブジェクトライブラリアンとするならば, 非常に数は少ないが, 各企業にとって今一番必要とされ, 大事にされる人材だと思われる。本論では, 東芝研究開発センター図書館で取り組んだ電子図書館システム, 企業内図書室横断検索システム, 企業内図書室間の情報共有システム, WEBによる情報発信の運営, CSRへの貢献, レファレンス, 新刊図書, 名著の紹介, 書籍の廃棄など業務改善を紹介するとともに, その業務改善に果敢に挑戦することで, サブジェクトライブラリアンと呼んでもおかしくない人材も育っていることを報告する。
抄録全体を表示