情報漏洩事故の裁判における損害賠償額の判例を紹介して情報漏洩対策の必要性を喚起することと,日本国内のセキュリティ対策の現状,電子情報技術産業協会が発表したパソコン消去のガイドライン,アメリカ国防総省のハードディスクのデータ消去,総務省のガイドライン,金融庁が施行を検討の金融商品取引法の内部統制など日本のセキュリティに関する動向を紹介して,電子記録媒体を記録方式別に,磁気記録,光ディスク,半導体メモリーにそれぞれ分けて,ソフトによる上書き消去,磁気消去,物理破壊,光ディスクの破壊,シュレッダーによる破壊について解説を行い,あわせて情報消去後のリサイクルに関しても言及する。
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