日本で1970年代半ばから始まったオンライン情報検索(JOIS,DIALOGなど)は,端末機,通信機器,回線利用料金,オンライン検索システムの機能とその利用料金,搭載されているデータベースとその蓄積量のいずれも,利用者から見れば,ハイコストかつローパフォーマンスであった。しかし,サーチャーに夢と期待を与えてくれた。80年代に進化を見せ,その後のハードウエア,ソフトウエア,インターネットなどの進化と低価格化により,30年後の現在,ローコストかつハイパフォーマンスな収穫(検索結果)を得られるようになった。オンライン情報検索は,利用者にさらなる夢と期待をもたせてくれる。
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