日本地すべり学会誌
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56 巻, 6 号
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論文
  • 高見 智之, 向山 栄, 本間 信一, 佐藤 匠
    2019 年 56 巻 6 号 p. 295-305
    発行日: 2019年
    公開日: 2019/12/10
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     多時期のLiDAR-DEMを活用した標高差分解析や三次元変動解析の結果には, 植生の影響による誤差やマッチングエラーが含まれていることが多く, 結果の解釈が必要となる場合が多い。多くの異なる条件での解析事例から解析結果の特性を分析した結果, 滑落崖や小崖地形などの微地形の分布, 標高差分解析からの変化領域, 三次元変動解析からの変動ベクトルの分布の組み合わせによって, 総合的に評価することが有効と考えられる。解析結果の組み合わせから, 地すべりや崩壊, 河道閉塞などの斜面変動の区分や変動様式を推定することが可能となる。また, 既存の解像度の異なる数値標高モデルを利用した解析でも有効な結果が得られているので, 災害対応への活用が期待される。

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