日本教育工学雑誌

表紙

原稿種別: 表紙
2003 年 26 巻 4 号 p. Cover1-
発行日: 2003/03/20
公開日: 2017/10/20

DOIhttps://doi.org/10.15077/jmet.26.4_Cover1

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目次

原稿種別: 表紙
2003 年 26 巻 4 号 p. Cover2-
発行日: 2003/03/20
公開日: 2017/10/20

DOIhttps://doi.org/10.15077/jmet.26.4_Cover2

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日本教育工学会編集委員会

原稿種別: 付録等
2003 年 26 巻 4 号 p. App1-
発行日: 2003/03/20
公開日: 2017/10/20

DOIhttps://doi.org/10.15077/jmet.26.4_App1

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Web上での複数中学校間における数学科協同学習の特徴に関する研究

永井正洋, 岡部泰幸, 永田潤一郎, 赤堀侃司

原稿種別: 本文
2003 年 26 巻 4 号 p. 285-297
発行日: 2003/03/20
公開日: 2017/10/20

DOIhttps://doi.org/10.15077/jmet.26.4_285

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現在,教育目的のインターネット利用は盛んに研究されているが,学校数学でのその特徴や有効性に関する調査はあまりない.本稿では,2000年の3月に行われた3つの中学校間での数学科におけるWeb上での協同学習から得られた知見を議論する.生徒はWebサーバに設置された掲示板を使って非同期の協同学習を行った.そして,データベース上で他の生徒と議論する中で,Webページに提示されたいくつかの数学の問題を解いた.その結果,多くの問題解決の方略がデータベースに現れ,生徒は種々の数学的な見方・考え方を学習することができた.更に,生徒の学習後の調査からは,生徒が伝統的な教室の壁を越えて,協同学習する中で他の学習者の見方や考えを知りたがっていることが示された.しかしながら,数学的な記号や図を入力することが困難であること,そしてコンピュータスキルの不足がWeb上での協同学習の障害になっていることが分かった.

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学校と専門家を結ぶ実践共同体のエスノグラフィー

山内祐平

原稿種別: 本文
2003 年 26 巻 4 号 p. 299-308
発行日: 2003/03/20
公開日: 2017/10/20

DOIhttps://doi.org/10.15077/jmet.26.4_299

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本論文では,電子ネットワークで結ばれた専門家と学校の実践共同体に学習者がどのように参画するかについて,グラウンデッドセオリー・アプローチを参考にした質的な研究方法を用いて明らかにする研究を行った.その結果,学習者は電子ネットワークヘの親和性や科学観・学習観の相違,重なり領域の実践の特殊性などの要因によって,実践共同体へ多様な参加軌道を描くことが明らかになり,学習目標と実践共同体との対応・重なり領域の実践への援助・学習者の状況の把握という学習環境デザインヘの示唆が導出された.

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学習環境の社会的・継続的デザイン方略としてのローカルエキスパート育成 : 大学・企業・小学校による共同デザインプロジェクトの事例研究

鈴木栄幸, 加藤浩, 山口悦司, 稲垣成哲

原稿種別: 本文
2003 年 26 巻 4 号 p. 309-323
発行日: 2003/03/20
公開日: 2017/10/20

DOIhttps://doi.org/10.15077/jmet.26.4_309

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本論文では,コンピュータが初めて導入された小学校における共同デサインプロジェクトの結果を報告する.このプロジェクトでは,企業と大学の研究者が共同支援チームを結成し,コンピュータ担当に任命された一人の教師がその学校におけるローカルエキスパートとなれるように支援した.参加観察と,対話データの詳細な分析によって,次のことが明らかになった.(1)担当教師はコンピュータスキルや知識を獲得し,エキスパートとなった,(2)担当教師のリーダーとしての学習はうまくいかなかった,(3)学外支援チームは,コンピュータエキスパートとしての学習は支援したが,ローカルリーダーとしての学習は支援しきれなかった.これらの結果に関する考察に基づいて,ローカルエキスパート育成のための示唆を示した.

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情報通信ネットワークを利用した交流学習を継続させている教師が学習指導上意図している点

堀田龍也, 中川一史

原稿種別: 本文
2003 年 26 巻 4 号 p. 325-335
発行日: 2003/03/20
公開日: 2017/10/20

DOIhttps://doi.org/10.15077/jmet.26.4_325

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情報通信ネットワークを利用した交流学習を継続させている教師が意図している点の特徴を知るために,テレビ会議交流学習プロジェクト参加校の教師14名と,電子掲示板交流学習プロジェクト参加校の教師13名に対してアンケート調査を行った.それぞれの参加校を交流学習継続群と非継続群に分割し,アンケート調査の結果を比較した.その結果,交流学習を継続させている教師が意図した点の特徴として,次の2点が明らかになった.1)交流学習に取り組む教師は,その利用する情報手段や継続の程度にかかわらず,学校間の交流担当者との密なやりとりを行い,他の交流方法との併用をしていた.2)交流手段として中心に据えている情報手段の違いによらず継続群の教師にのみ見られる特徴的な点として,交流にかかわる活動時間の保障,内省をうながすための授業場面の設定や掲示物の作成があげられた.

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画像データベースに適したメタデータの分析と評価

福本徹, 赤堀侃司

原稿種別: 本文
2003 年 26 巻 4 号 p. 337-347
発行日: 2003/03/20
公開日: 2017/10/20

DOIhttps://doi.org/10.15077/jmet.26.4_337

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学校現場では,これまで写真やビデオといった静止画や動画が多く使われており,教育効果をあげてきた.近年,インターネット上には膨大な数のデジタル画像が蓄積されつつあり,画像データベースが注目を集めている.教室からインターネットに接続できるようになると,授業に必要な動画や静止画を,教師が的確に探し出せるようになることが求められる.本論ではメタデータ型の画像データベースを対象として,枠組みと記述内容について以下のように実験と考察を行った.まず,動画と静止画の両方を用いて画像に付与されたメタデータの枠組みについて,記述すべき内容とその記述順序を抽出した.次に,メタデータとしてキーワードを選び,画像に付けるための一貫性・妥当性のあるキーワード付けの基準について考察を行った.そして,以上の結果をもとに実際に検索システムを構築し被験者による検索実験を行い,その有効性を検証した.

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テキストへの下線ひき行為が内容把握に及ぼす影響

魚崎祐子, 伊藤秀子, 野嶋栄一郎

原稿種別: 本文
2003 年 26 巻 4 号 p. 349-359
発行日: 2003/03/20
公開日: 2017/10/20

DOIhttps://doi.org/10.15077/jmet.26.4_349

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テキストを読みながら学習者が自発的に下線をひく行為が文章理解に及ぼす影響について,文章の難易度と読解時間という2要因に着目し,テキストに予めつけておいた下線強調との比較という点から実験的に検討した.自分で下線をひくことのできるアンダーライン群,キーワードなどを下線で強調したテキストを与えられるプロンプト群,統制群の3群に被験者を分け,テキスト読解の後に自由記述形式の再生テストを行った.その結果,テキストの下線強調は文章の難易度や読解時間の長さに関わらず,強調部分の再生を高める効果を持つことが示された.一方,学習者の下線ひき行為が有効であるのは,難解なテキストの読解において十分な読解時間を与えられた時に限定された.また,テキストにつけられた下線,自分でひいた下線ともに下線部以外の再生は促進しないということ,下線の有無に関わらずテキスト中の重要な概念ほど再生されやすいということも明らかになった.

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バグモデルによる診断機能を持った探索アルゴリズムの知的学習支援システム

ミヤツカラヤ, 池松秀則, 平嶋宗, 竹内章

原稿種別: 本文
2003 年 26 巻 4 号 p. 361-369
発行日: 2003/03/20
公開日: 2017/10/20

DOIhttps://doi.org/10.15077/jmet.26.4_361

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人工知能の入門教育で行われる縦型探索,横型探索などの探索アルゴリズムの学習では,手順を正確に理解すること.それぞれのアルゴリズムの特徴を理解することが主要な学習目標である.手順の正確な理解を得るには演習が有効と考えられるが,学生が誤った場合には誤りに応じてフィードバックを与えることが必要となる.本論文では,探索アルゴリズムに関する演習を支援することを目的とした学習支援システムについて述べる.本学習支援システムは,学生の誤りに応じた助言を与えるために,バグモデルに基づいた誤り診断機能を持つ.バグモデルの診断能力は事前に用意したバグルールによって決定されるが,本システムの実装に当たっては,筆記演習で収集した誤りをもとに作成した.また,探索手順とアルゴリズムの特徴とを学生に示すために,問題ビュー,データ構造ビュー,特徴ビューと呼ぶ3つのユーザ・インタフェースを持つ.本学習支援システムを授業で利用した結果,十分な応答速度が得られており,実用に耐える処理性能が得られた.

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動画を活用した英語学習教材と学習事例

生田和重, デイビッドブルックス

原稿種別: 本文
2003 年 26 巻 4 号 p. 371-376
発行日: 2003/03/20
公開日: 2017/10/20

DOIhttps://doi.org/10.15077/jmet.26.4_371

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インターネット上の英語オンラインニュースの活用,海外の学生とのオンラインミーティングなど,英語リスニング力を必要とする機会が増えつつある.そこで本研究では,この英語リスニング力の向上をテーマに取り上げる.これまでの研究で本学学生にあった教材イメージを把握した.今回は,その研究成果をもとに,動画を活用した英会話教材を試作した.動画のテーマは,「英語による情報学習」である.この教材を保存したCD-Rを学生に配布し,動画を活用した「リスニング学習」および「キャプション付け学習]を実施した結果,英語の基礎学習において活用できることが分かった.

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学校におけるインターネットの活用が生徒の情報化社会レディネスに及ぼす効果 : 中学生を対象にした準実験による評価研究

橿淵めぐみ, 坂元章, 小林久美子, 安藤玲子, 木村文香, 足立にれか, 内藤まゆみ, 鈴木佳苗, 高比良美詠子, 坂元 ...

原稿種別: 本文
2003 年 26 巻 4 号 p. 377-383
発行日: 2003/03/20
公開日: 2017/10/20

DOIhttps://doi.org/10.15077/jmet.26.4_377

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本研究では,学校におけるインターネット使用が,生徒の情報化社会レディネス(望ましい情報化社会に参画する態度)を高める効果があるのかどうか,インターネットを活用している3つの中学校と,活用していない2つの中学校を比較する準実験により検討した.約6カ月の間隔で,インターネット使用前に2回,使用後に1回,合計3回調査を行い,情報化社会レディネスの変化について分析した.その結果,インターネット活用校のほうが,非活用校よりも,情報化社会レディネスおよびその下位成分が高まることは示されなかった.教育プログラムの実行により,情報化社会レディネスを育成する必要性が議論された.

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日本教育工学雑誌第26巻総目次

原稿種別: 目次
2003 年 26 巻 4 号 p. 385-386
発行日: 2003/03/20
公開日: 2017/10/20

DOIhttps://doi.org/10.15077/jmet.26.4_385

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Contents of Volume 26(2002/2003)

原稿種別: 目次
2003 年 26 巻 4 号 p. 387-388
発行日: 2003/03/20
公開日: 2017/10/20

DOIhttps://doi.org/10.15077/jmet.26.4_387

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奥付

原稿種別: 付録等
2003 年 26 巻 4 号 p. App2-
発行日: 2003/03/20
公開日: 2017/10/20

DOIhttps://doi.org/10.15077/jmet.26.4_App2

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日本教育工学会原稿執筆の手引

原稿種別: 付録等
2003 年 26 巻 4 号 p. App3-
発行日: 2003/03/20
公開日: 2017/10/20

DOIhttps://doi.org/10.15077/jmet.26.4_App3

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日本教育工学会投稿規定

原稿種別: 付録等
2003 年 26 巻 4 号 p. App4-
発行日: 2003/03/20
公開日: 2017/10/20

DOIhttps://doi.org/10.15077/jmet.26.4_App4

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裏表紙

原稿種別: 表紙
2003 年 26 巻 4 号 p. Cover3-
発行日: 2003/03/20
公開日: 2017/10/20

DOIhttps://doi.org/10.15077/jmet.26.4_Cover3

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CONTENTS

原稿種別: 表紙
2003 年 26 巻 4 号 p. Cover4-
発行日: 2003/03/20
公開日: 2017/10/20

DOIhttps://doi.org/10.15077/jmet.26.4_Cover4

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