「よい授業」をしたいとは教師なら誰でも考えることである.この「よい授業」の「よさ」の度合を,学習者の認知構造の変容という側面で把握し,比較的簡単に,視覚的に判断できる,P-Pグラフ分析・DA分析の手法を創出した.基礎データは岩手式言語連想テスト(I式WAテスト)から得ている.I式WAテストは,アメリカで開発されたWAテストを大幅に改変し簡略化した用具である.いまのところ,P-Pグラフは3種のパターンが識別できて,それを見ることにより,ある程度授業の評価ができる,という結果を得ている.
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