音楽医療研究
Online ISSN : 1883-2547
ISSN-L : 1883-2547
11 巻, 1 号
選択された号の論文の6件中1~6を表示しています
第11回日本音楽医療研究会 学術集会
  • 岩田 誠
    2018 年 11 巻 1 号 p. 1-4
    発行日: 2018/12/01
    公開日: 2018/12/01
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    創立十周年を迎えた日本音楽医療研究会は、世話人をはじめとする会員の方々の積極的な努力のおかげで、着実に発 展してきて参りました。本稿では、この十年間の本研究会の活動を振り返り、さらなる発展にむけての問題を考えてみたいと思います。

  • 医学的音楽療法の現在 Cochrane Library Review にみる最近10 年間の変遷
    呉 東進
    2018 年 11 巻 1 号 p. 5-9
    発行日: 2018/12/01
    公開日: 2018/12/01
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    最近10 年間のCochrane Library の音楽や音楽療法に関するReview の変遷について考察した。Review 数は 2008 年の5から20012 年には12 に急増したが、その後はほぼ同数で推移している。近年は内容的な変化が顕著で、音楽療法が実際に医療的な介入手段の1つとみなされるようになってきたことの反映と思われる。特に、自閉症スペクトラム(Autistic Spectrum Disorder)、認知症、後天性脳損傷、うつ病でReview に質的な深化がみられる。 Cochrane Library のReview からみても、現状でも音楽療法には一定のエビデンスがあり、他のセラピーに比べてそれほど遜色はないと考えられる。

  • シンポジウム ~緩和ケア病棟の現状とこれから~
    新倉 晶子
    2018 年 11 巻 1 号 p. 10-13
    発行日: 2018/12/01
    公開日: 2018/12/01
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    筆者は1991 年より緩和ケア病棟で音楽療法をチームケアの一環として行ってきた。以来、四半世紀以上に渡り、主と して終末期の患者とその家族が抱えている、精神的・社会的・スビリチュアルな、そして時に身体的痛みを和らげるために、ケアスタッフの一員として、音楽を中心に一人の人間として患者に寄り添うケアを心がけてきた。今回、患者と音楽療法士としてだけでなく、一人の人間としての出会いと別れを通して、患者や家族が望むケアのあり方を紹介する。特に終末期のケアでは、音楽療法は患者のナラティブな面も重視している。医療的側面だけではない、人に寄り添おうとするケアの重要性について、更なる実践を重ね検討していく事が大切である。

  • 「緩和ケアと音楽療法」シンポジウム 終末期・緩和ケアと看取り対象者も参加
    赤星 多賀子, 伊藤 和美, 蓮村 幸兌
    2018 年 11 巻 1 号 p. 14-16
    発行日: 2018/12/01
    公開日: 2018/12/01
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    筆者は1977 年より財団法人設立者赤星建彦とともに独自の音楽療法プログラム「療育音楽」の普及、実践活動を行っ てきた。高齢者領域では介護予防の地域高齢者から施設、病院等で認知症予防、寝たきり防止などを目的としたセッションである。40 年が経過する中で日本の高齢化は進み、特別養護老人ホームの役割、福祉制度も変化してきた。生活の場であり終の棲家である一方、介護度が高く、終末期、緩和ケア、看取りまでを委ねている利用者に、音楽療法、音楽療法士はどのように対応し、施設の専門職である医師、看護師、介護士等と情報交換をして有意義で満足なひと時を過ごして頂くか。課題は多くあるが、チームで課題に取り組んでいる施設からの報告である。

  • 儀賀 理暁
    2018 年 11 巻 1 号 p. 17-19
    発行日: 2018/12/01
    公開日: 2018/12/01
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  • 座長のまとめ
    阪上 正巳
    2018 年 11 巻 1 号 p. 20-22
    発行日: 2018/12/01
    公開日: 2018/12/01
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