音楽医療研究
Online ISSN : 1883-2547
検索
OR
閲覧
検索
5 巻 , 1 号
選択された号の論文の4件中1~4を表示しています
    • |<
    • <
    • 1
    • >
    • >|
総説
  • 佐藤 正之
    5 巻 (2012) 1 号 p. 1-7
    公開日: 2012/11/01
    ジャーナル 認証あり
    医療としての音楽療法に必要な科学的アプローチについて、Evidence Based Medicine(EBM)を中心に解説した。Evidenceとは客観性と普遍性が証明された知見のことで、現代医学はEBMを基に成立している。適切な仮説や課題の設定、評価には、先人たちの研究成果の正しい理解が不可欠である。過去の知見から一段アップした仮説だけが科学的に意味があり、コントロール群や介入/コントロール期間の設定により仮説の正当性の有無を抽出できるよう、パラダイムを設定しなければならない。手間と時間はかかるが、一つ一つevidenceを積み上げて行くことが、音楽療法の有効性の科学的証明ひいては医療職としての音楽療法士の確立への近道である。
    抄録全体を表示
シンポジウム:医療と音楽─互いに求めるもの
  • 二俣 泉
    5 巻 (2012) 1 号 p. 8-10
    公開日: 2012/11/01
    ジャーナル 認証あり
    医師は患者の安定性を重視し、音楽療法士は患者が充実感を味わう非日常的な体験を重視する。医師は患者の「平均からのズレ」に着目するが、音楽療法士は患者の「健康性」に着目する。治療に置いて、医師はエビデンスにもとづいて意思決定を行なうが、音楽療法士は意思決定に際して「直観」や「美的判断」も用いる。こうした医師と音楽療法士双方の相違点は、対立的ではなく、むしろ相補的である。医療現場で音楽療法がその力を発揮するためには、医師・音楽療法士の双方が、相互のスタンスの相違と相補性を認めることが重要である。
    抄録全体を表示
  • 作田 亮一
    5 巻 (2012) 1 号 p. 11-13
    公開日: 2012/11/01
    ジャーナル 認証あり
    【背景】我々は、グループ音楽療法を通じて、常に音楽療法の介入による患児の変化を客観的に捉え、医療としての音楽療法の意義を検討してきた。【対象】当センター受診中の発達障害(精神遅滞、自閉症、AD/HD、脳性まひなど)の小学生から中学生の患児を対象とした。毎月1回行い、1回のセッションは1時間、最大で7-8人のグループとした。音楽療法士5名、臨床心理士1名、小児神経科医1名が参加し、セッション終了後振り返りを行った。参加者は、2007年21名、2008年28名、2009年29名、2010年30名、2011年33名と年々増加した。【結果】様々な知的障害・運動障害を有する子どもたちに安全かつ効果的に各患児の状況に応じた発達促進を目的とした療育を行うことが可能であった。【結論】発達障害児の療育・治療の場で、音楽療法の医学的なエビデンスをさらに検証することが、医療の中の音楽療法の意義・重要性をさらに高めることになると考えられた。
    抄録全体を表示
音楽療法カンファレンス
  • 萩原 敦子, 佐藤 真弓, 神戸 ひとみ, 星出 美香, 新井 理保, 篠本 実穂, 丸田 園子, 呉 東進
    5 巻 (2012) 1 号 p. 14-22
    公開日: 2012/11/01
    ジャーナル 認証あり
    知的障害(精神遅滞)の5歳女児について音楽療法カンファレンスを行った。発声が少なく息をはきながらの発声ができない、斜視・遠視があって追視はあるものの注視が持続しない、手を出すと必ずタッチしてくるという条件反射的な行動がある、セッション中によく泣くといった問題点があり、発達のレベルを観察しながらセラピーの内容を考えることについて議論した。
    抄録全体を表示
    • |<
    • <
    • 1
    • >
    • >|
feedback
Top