音楽医療研究
Online ISSN : 1883-2547
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7 巻 , 1 号
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Review Article
  • Claire M. Ghetti
    7 巻 (2014) 1 号 p. 1-10
    公開日: 2014/12/18
    ジャーナル オープンアクセス
    医療処置や手術は身体面だけでなく心理面にも作用を及ぼし、恐れや不安は処置自体にも影響を及ぼすことがある。 医療処置の前に不安が増大していると、抗不安剤の必要量が増え、それが転じて医療費や副作用の増加をまねくこと にもなりかねない。不安や苦悩は疼痛感受性を増大し、術後の不充分な疼痛管理は回復期の合併症を増加させること もある。音楽療法の支援的で柔軟なアプローチが患者の感情的な状態をポジティブにし、苦悩を軽減することで医療 処置そのものにも良い影響を及ぼす可能性がある。手術中や術後の疼痛の軽減、手術や医療処置の前の不安や苦悩 の軽減などのために、音楽の聴取を構造的に行うことにはエビデンス(根拠)がある。患者が覚醒していて、痛みを伴 う不安の大きい処置を受ける際には、音楽療法士が患者とより相互的にかかわる柔軟な音楽療法のアプローチの方が もっとよいかもしれない。生演奏(ライヴ)の相互的な音楽療法のアプローチによって、訓練された音楽療法士が音楽 や治療的プローチを患者の必要性に合わせて変化させるには、高度な臨床的技量を必要とする。音楽療法士、医師、 看護師、その他のメンバーのチームが総合的に共同することで、音楽の治療的使用が患者の入院に関わる全てのレベ ルで、最適な状態で提供されるのである。(本論文の日本語訳の全文は、北大路書房「医学的音楽療法 基礎と臨床」 に掲載されています。)
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  • Karin Schou
    7 巻 (2014) 1 号 p. 11-23
    公開日: 2014/12/18
    ジャーナル オープンアクセス
    音楽や音楽療法による冠動脈疾患患者への介入は主に受動的な方法で行われており、同席者と一緒または1 人での音 楽の聴取、音楽療法士が音楽でガイドするリラクゼーション、GIM(guided imagery and music)などがその例である。 音楽療法では、治療的な関係性が健康状態の変化や改善のための重要な基盤となる。音楽の持つ鎮静的な潜在力を 利用し、患者の不安やストレスを軽減するというニーズに応じて音楽を選択編集して提供するのである。音楽による介 入は、患者を援助し、気持ちよくし、不快や不安から注意を転換させて、患者が自分の病気や治療に関わる不安やそ の他の感情を処理するような場を提供する。音楽や音楽療法による介入は、病院やリハビリテーション、外来での治療 の補完療法として臨床的意義がある。(本論文の日本語訳の全文は、北大路書房「医学的音楽療法 基礎と臨床」に 掲載されています。)
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  • Kristen O’Grady
    7 巻 (2014) 1 号 p. 24-32
    公開日: 2014/12/18
    ジャーナル オープンアクセス
    子どもの死は、それを予測しているかどうか、そこに至る罹患時期の長さ、痛み・苦痛・トラウマの強さなどにかかわら ず、いつも悲劇的なものである。生の最後の段階における治療目標上の類似点(症状の管理法など)があるとはいえ、 大人と子どもでは自分の死を経験する過程に大きな違いが存在する。音楽療法は、生の終わりを迎える子どもと家族に 対する連携した総合的なかかわりの中で、重要な要素を占めるものである。音楽療法は家族全員に多面的な経験をも たらし、子どもの健康的な側面を表出させるものである。この論文では、死期の迫った子どもに対する音楽療法の中核 概念、そこから実際的なアプローチにつなげていく方法や最近の研究動向、将来の研究の方向性などについて述べ、 生の終わりを迎える子どもに音楽療法が提供される機会が増えることの意義を示した。(本論文の日本語訳の全文は、 北大路書房「医学的音楽療法 基礎と臨床」に掲載されています。)
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総説
  • 近藤 真由
    7 巻 (2014) 1 号 p. 33-40
    公開日: 2014/12/18
    ジャーナル 認証あり
    音楽療法の有効性は、主観的には明らかであってもその効果を客観的に示すことは容易ではない。しかし、エビデン スを確立していかなくては音楽療法が医療の代替、補助療法として認められることは難しい。そこで、先行研究で用いられてきた指標について概説し、筆者自身の研究結果とも合わせ、音楽療法の有効性を評価するに適した客観的指標について探索した。その結果、音楽療法の効果評価に適した指標の条件として、簡便で、侵襲の少ない方法で測定できる指標が望ましいことから、唾液で測定可能な生化学指標であるIgA、クロモグラニンA、コルチゾール、心電図R-R 間隔解析によって測定可能な自律神経指標が、評価指標として有用であるとの知見を得た。
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