マッケンジー法(The McKenzie Method® of Mechanical Diagnosis and Therapy®, MDT)は,メカニカルな負荷を加えた際に得られる反応に基づいて腰痛,頸痛,四肢の痛み等の症状や活動障害に悩む人を分類し,それぞれに適したマネジメントを立案,実行する体系である。MDTの分類は大きく分けて4つあり,それぞれ特有のマネジメントが設定されている。本稿では,各分類に至る流れ(脊椎の場合,四肢の場合),4つの分類の判定基準と割合,MDT分類の臨床的意義について研究成果を示しながら紹介した。
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