音楽教育メディア研究
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6 巻
選択された号の論文の6件中1~6を表示しています
  • 林 麻由美
    2020 年 6 巻 p. 19-26
    発行日: 2020年
    公開日: 2020/04/15
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    保育表現技術の1つである「弾き歌い」は保育者養成校の学生が学ぶ必須課題である。筆者は、この「弾き歌い」をアンサンブルと歌唱の視点からアプローチし、「子どもの歌」を弾き歌いするまでの練習過程を、段階的に提示した集団演習を行った。今回はアンサンブルでのアプローチという事で、完成形(両手での弾き歌い)の前の段階で授業を終了したが、授業後の学生達の振り返りの記述から、学生達が「弾き歌い」の集団演習を行うことにより、保育現場での実践的な能力を身に付けたことが分かった。
  • 初等教員養成課程で学ぶ学生のために
    飯泉 祐美子
    2020 年 6 巻 p. 27-34
    発行日: 2020年
    公開日: 2020/04/15
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    第9次小学校学習指導要領の「音楽」の目標は、それまでの学習指導要領の目標と比較すると大変文字数が増えた。そのため小学校教諭免許状取得のために音楽科教育法を履修し学んでいる学生にとって、その本質をとらえることが分かりづらくなった。 この問題を解決するために音楽科教育法授業内で協働的な学びの取り組みを実践し、目標を可視化する試みを実践した。  可視化した本実践によって、音楽科教育の目標の本質的な意味と、音楽科教育の存在の意義を正しい方向で理解でき、成果を見ることが出来た。また、副次的に、協働的な学びによる成果も見られた。
  • 延長保育での遊び・生活に着目して
    山口 惠美子
    2020 年 6 巻 p. 35-43
    発行日: 2020年
    公開日: 2020/04/15
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    幼児における「豊かな表現」は、自らの素朴な表現の体験が重要であり、音楽以前の子どもの表現を大切にすることが重視されている。幼児の「豊かな感性や表現力」は、生活や遊びの中で自ら発する自由な音声や言葉での表現が受け入れられ、自己表現への意欲を高めることができる。こうした場における子どもの表出活動に着目して、保育園における子どもの行動観察により子ども独自の発声を捉える事は、幼児の表現活動の研究において重要である。 自発的な歌が発現するまでの様子の事例観察を実施し、表現活動を分析し、発現の状況や人との関わりを捉えることにより自発的な歌発現の持つ重要性を明らかにすることを目的とする。 本研究では、子どもの生活や遊びの場として保育園の延長保育時間帯において、本研究者および担当保育士が保育園児とかかわる中で、園児たちが遊んでいるときの声をICレコーダーに録音し、自発的な歌など音楽的に表出した部分についてコンピュータに取り込み、分析した結果、自発的な歌は、幼児にとってその時々や場面に応じて心地良く表現できる方法がとられており、その時々のイメージに沿ったものであった。用いられる言葉は、幼児の言葉自体への興味、心情体験の表現であった。延長保育という場で観察したことにより、2時間程の時間の中での動から静への展開があり、その中で園児たちが自身の内面を表出しやすくなる時間帯、場面が認められた。  現場の行動観察の記録から、幼児の自発的な歌が人間形成の伸長に有用であることが立証された。
  • 小学校学習指導要領 共通事項 聴き取ったことと感じ取ったこととの関わりについて考えることの実践を通して
    飯泉 正人
    2020 年 6 巻 p. 45-55
    発行日: 2020年
    公開日: 2020/04/15
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    第9次小学校学習指導要領では、音楽科の目標が「音楽的な見方・考え方」という言葉を使って示された。小学校学習指導要領解説音楽編は、「音楽的な見方・考え方とは『音楽に対する感性を働かせ、音や音楽を、音楽を形づくっている要素とその働きの視点で捉え、自己のイメージや感情、生活や文化などと関連付けること』であると考えられる。」と述べている。 小学生の音楽の指導を行う上でこれらの事項は特に重要である。その楽曲がより興味深い、親しみの持てるものとなるからである。筆者は勤務する小学校にて、平成29年度から3年間第4学年の音楽の授業を担当することができた。教科書「小学生の音楽4」(教育芸術社)には、サンサーンス作曲の「白鳥」が教材曲として掲載されている。白鳥が優雅に水面を泳ぐ様子を実に巧みに音で表現した名曲である。いかにして、小学4年生にこの名曲を「形づくっている要素」を捉えさせ、この曲のよさや美しさを味わわせるか。どのような授業展開をし、どのような発問をすれば、児童らは、この曲の持つ「音楽を形づくっている要素」を聴き取り、捉え、自分の言葉として話したり記述したりすることができるのかということである。
  • こども園における手作り楽器のワークショップを事例として
    黒宮 可織, 鎌田 千佳, 二見 美千代
    2020 年 6 巻 p. 57-68
    発行日: 2020年
    公開日: 2020/04/15
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    昨今、幼児が生活や遊びの中で身のまわりの音を感じることの重要性が示されている。本研究は、幼児の「音」に対する探索的な活動の可能性を見出すこと及び保育現場における音楽表現の実践の有効性を検証することを目的とし、5歳児を対象に手作り楽器のワークショップを実践した。実践の様子から子どもと音のかかわりに着目をし、観察及び分析をした結果、子どもは楽器をつくる過程及び楽器で音を出す過程を通して、探索的に音とかかわりをもっていることがわかった。さらに、手作り楽器を使ってイメージを音にする表現活動においては、幼児が全身を伴って表現している姿が見られた。探索的な活動は、幼児の主体的な音楽表現を育む保育実践であることを考察している。
  • 田中 功一, 小倉 隆一郎, 辻 靖彦
    2020 年 6 巻 p. 69-79
    発行日: 2020年
    公開日: 2020/04/15
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    This research synthesizes the following four viewpoints and grasps the situation objective about the individual practice which a piano beginner performs. And I described the beginner's practice method. 1. Grasp sound data visually. 2. A teacher listens to a beginner's performance. 3. Interview about an intention and the purpose of practice after practice to a beginner. 4. Examine the place where VSPP is helpful by analyzing using VSPP. We considered the method of a beginner's individual practice and packed it concretely.
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