日本神経回路学会誌
Online ISSN : 1883-0455
Print ISSN : 1340-766X
23 巻 , 2 号
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巻頭言
解説
  • 平岡 裕章
    2016 年 23 巻 2 号 p. 55-59
    発行日: 2016/06/05
    公開日: 2016/07/29
    ジャーナル フリー
    本稿では近年データ解析手法として注目されている位相的データ解析について,特にパーシステントホモロジーに焦点をあてた解説を行う.なお,本稿は雑誌「数理科学(サイエンス社)2015年6月号」の原稿「データに潜む幾何構造~パーシステントホモロジー~(平岡裕章著)」を圧縮・修正したものである.
  • 田中 繁
    2016 年 23 巻 2 号 p. 60-67
    発行日: 2016/06/05
    公開日: 2016/07/29
    ジャーナル フリー
    哺乳類一次視覚野には,視覚特徴量に関するコラム構造が存在することはよく知られている.ニューロンの受容野プロファイルの対称性から説き起こして,視覚野におけるこうした情報表現の構造をトポロジーの観点から分析する.ネコやフェレットの視覚野における内因性信号の光計測によって,方位表現の特異点(pinwheel centers)と最適運動方向が反転する不連続線の存在が報告されているが,まず,そのトポロジカルな性質を明らかにする.次に,深さ方向の次元を考慮したときの3次元視覚野における方位・方向表現とその特異性を導く.これによって,視覚野情報表現は,従来から提唱されているアイスキューブモデルのようなリジッドな構造ではなく,溝や回を持つ大脳皮質の形状に合わせた柔軟な機能的構造であること示す.
  • 中田 一紀
    2016 年 23 巻 2 号 p. 68-78
    発行日: 2016/06/05
    公開日: 2016/07/29
    ジャーナル フリー
    位相幾何学的アプローチによるタッチセンシングアルゴリズムのニューラルアーキテクチャについて概説する.ここでは,これまでの共同研究について,それぞれの課題の問題設定から,それらを解くための計算理論,表現とアルゴリズム,さらにはハードウェア実装や神経実装につながる一連の研究の流れに焦点を当てて説明を試みたい.はじめに,オイラー積分に基づくタッチカウンティングを説明する.次に,グラフ理論に基づく離散版ポアンカレ-ホップ指数を経由してオイラー標数を求められることに着目した,タッチセンシングアルゴリズムとその実装について説明する.さらに,それらの応用として,ジェスチャーの交点検出について展望を述べたい.
会報
編集後記
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