日本臨床生理学会雑誌
Online ISSN : 2435-1695
Print ISSN : 0286-7052
最新号
日本臨床生理学会雑誌
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総説
原著
  • ―ウサギにおける実験的検討―
    堀越 裕子, 勝田 新一郎, 挾間 章博
    2020 年 50 巻 3 号 p. 127-132
    発行日: 2020/08/01
    公開日: 2021/01/22
    ジャーナル オープンアクセス

     アンジオテンシンⅡ (Ang Ⅱ) およびニトロプルシッドナトリウム (NTP) 投与に対する循環動態変化と心機能変化との関連についてウサギを用いて実験的に検討した.Ang Ⅱ投与により収縮期血圧 (SBP),拡張期血圧 (DBP),平均血圧 (MAP),収縮期後方成分 (S2) (=脈圧;PP),総末梢血管抵抗 (TPR),augmentation pressure (Aug P) および augmentation index (AI) は有意に増加し,一回拍出量 (SV),大動脈コンプライアンス (SV/PP) および左室内径短縮率 (FS) は有意に低下した.心拍出量 (CO) および収縮期前方成分 (S1) には有意な変化はなかった.NTP 投与ではSBP,DBP,MAP,S2 (PP),TPR,Aug P およびAI は有意に低下した.S1 およびFS には有意な変化はなかった.SV/PP は増加傾向を,CO とSV は減少傾向を示した.FS はSBP,DBP,MAP,S2 (PP),TPR,Aug P およびAI に対して有意な負相関を,SV/PP には有意な正相関を示した.以上,FS の変化には血管トーヌス変化に伴う末梢動脈部位からの反射波成分の変化の関与が大きいといえる.

  • ―大手自動車会社技術職勤務者を対象として―
    松田 秀人, 橋本 和佳
    2020 年 50 巻 3 号 p. 133-132
    発行日: 2020/08/01
    公開日: 2021/01/22
    ジャーナル オープンアクセス

     背景:仕事や職業で強いストレスを感じている労働者は全体の6 割弱で,人間関係を含めて仕事上の問題が心理社会的因子となっている.

     目的:現実面では栄養・食生活を始めとするライフスタイル要因が複雑に関与しているため,抑うつとの関連を調べた.

     方法:男性技術職労働者153 名を対象に抑うつ検査CES-D と食事調査を実施した.CES-D得点で「抑うつ」群,「抑うつ傾向あり」群,「抑うつ傾向なし」群の3 群に分け,抑うつと血圧,血液生化学検査値および食事摂取状況との関連を調べた.

     結果:年齢に有意差があり,CES-D 高得点群では血液中のヘモグロビン値とヘマトクリット値が有意に高く,クリプトキサンチン,カルシウム,果実類,乳類の摂取量が有意に少なかった.

     結論:横断研究の結果,CES-D 高得点群では果実類と乳類の摂取量が有意に少なかった.

    摂取された栄養素が相互に作用していることを考えると,今後は単一の食品ではなく,食事パターンの面から調査・解析したい.

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