目的:短時間機能訓練特化型デイサービスを利用する高齢者が2 年間の加齢を経て,機能訓練特化型リハビリテーションが体成分指標および身体機能に与えた影響を介護度の面から考察した.
方法:施設を利用する要支援認定1(44 人)と2(19 人)の計63 人を対象とした.2 年間の介護度の変化から,要支援区分を維持したグループ(42 人)と要介護区分へ移行したグループ(21 人)に分類し要因を検討した.評価には筋肉量,骨格筋量指数,5 m歩行速度,Timed Up and Go test(TUG)を用いた.
結果:要支援の区分を維持した者は,要支援1 で30 人(68%),要支援2 は12 人(63%)であった.要介護区分へはそれぞれ14 人と7人が移行した.要支援を維持したグループ(42 人)はTUG が有意に短縮し,要介護へ移行したグループ(21 人)は延長ないし不変であった.
結論:要支援段階での機能訓練特化型リハビリテーションは転倒リスクの指標とされるTUG を短縮させ,介護度と日常生活機能を維持すると考える.
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