情報管理
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32 巻, 5 号
選択された号の論文の16件中1~16を表示しています
講演
  • 佐々 学
    1989 年 32 巻 5 号 p. 353-364
    発行日: 1989年
    公開日: 2012/03/23
    ジャーナル フリー
    平成元年度科学技術週間行事のーつとして行われた科学技術情報講演会の収録である。研究生活の中で学術情報がどのような意義を持ち, 役割を果たしているか, そして情報をどのように利用してきたかを経験に基づき説く。特に, 研究開発における情報の重要性と創造的な研究との関わりについてユスリカの研究を例に挙げて述べる。また, 地方における研究活動もオンライン情報検索の時代では, 情報の地域格差も少なくなり, むしろ, 研究時間を十分にとれるというメリットの方が大きいと話す。最後に情報の媒体としてフロッピーディスクの時代の到来を予測する。
パネルディスカッション
  • 藤倉 良, 丸毛 一彰
    1989 年 32 巻 5 号 p. 377-392
    発行日: 1989年
    公開日: 2012/03/23
    ジャーナル フリー
    企業, 国立研究所, 大学等のデータベースのユーザを対象として, アンケートおよびヒアリングにより情報利用の現状と意識を調査した。調査はインハウス・データベースの開発状況, 各種の科学技術情報の提供活動に対する不満, および収集に投じている費用, 民間と公共のデータベース, サービスの比較, 日本と外国のデータベースサービスの比較, サービス機関および国に対する期待等の内容について行われた。データベースのオンラインサービスについては大きな期待が寄せられているが, 料金の高さ, 利用の手間に不満が集中しており, 料金の低廉化, コマンド等の規格統一に対して要望が強かった。
  • 川崎 淳一, 俵木 康好
    1989 年 32 巻 5 号 p. 393-404
    発行日: 1989年
    公開日: 2012/03/23
    ジャーナル フリー
    1992年の市場統合を目指して, ECの政治・経済環境が大きく変容しつつある。日米欧自由経済圏の中で, ECの経済が停滞しているが, これは構造調整の後れと国際競争力の低下によるものである。ECは先端技術を軸とする科学技術の発展が, 域内経済活性化の原動力になると認識しており, これが市場統合へ踏み出した第一の動機。EUREKA計画を主柱とする欧州技術共同体構想の推進は, そうしたECの決意を示すものである。EC各国で開催される生産財展示会や科学技術見本市なども, 3年半後の市場統合を控えて「テクノロジーの欧州」を強調する。また, 技術の後れを取り戻す意味で, 域内・外のDBネットワーク作りにも懸命である。
  • コマンド解説
    浜中 寿, 高野 勝宏, 本山 功幸
    1989 年 32 巻 5 号 p. 405-414
    発行日: 1989年
    公開日: 2012/03/23
    ジャーナル フリー
    日本科学技術情報センタにおいて現在サービス中のオンライン情報検索システムJOIS-IIに代わるものとして, 1990年1月のサービス開始を目指して開発したJOIS-IIIのシステムについて述べる。本報では, JOIS-IIと変更になるコマンドの入力形式と使用例を紹介する。(前報vol. 32 No.3 ; vol. 32 No.4)
講座
  • 情報蓄積媒体
    佐野 雅之
    1989 年 32 巻 5 号 p. 415-425
    発行日: 1989年
    公開日: 2012/03/23
    ジャーナル フリー
    情報蓄積媒体は, 社内情報化を実現するOAシステムの基本的な構成要素であり, その特性をよく把握して活用することが要請されている。しかし, 既にオフィスの中には多種多様な媒体が入り込んでいる上に, 新しい媒体も次々に開発されてきているため, それらをうまく活用することが困難になってきている。そこで, 情報蓄積媒体を, 紙媒体, フィルム媒体, 磁気媒体, 光媒体, 半導体媒体に大別し, その各々について特性, 用途, 発展経緯, 最近の動向等を簡単に整理して述べた上で, それらをオフィスの中で活用するためのポイントをいくつか示す。
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