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38 巻, 6 号
選択された号の論文の13件中1~13を表示しています
  • —コラボレーション·ツールとしてのイメージ·デルファイ法の活用
    渡邉 惠
    1995 年 38 巻 6 号 p. 501-512
    発行日: 1995/09/01
    公開日: 2008/05/30
    ジャーナル フリー
    コラボレーションを成功に導くためには,参加者の微妙な意識のズレを調整することが重要である。マルチメディア環境は,人間の知覚に直接作用する映像情報を取り扱うことを可能とする。しかしながら,こうした映像情報は,数値や文字情報に比較して,受け手により解釈がまちまちであるため,ネットワーク上でのコラボレーションを困難にしている。ここで紹介するイメージ·デルファイ法は,コミュニケーションの障害となる微妙な意識のズレを調整する地図を作成する手法である。この手法は,SD法とデルファイ法を組み合せたものである。イメージを2次元座標上にプロットしたマップは,イメージ情報の共有化を可能とする。
  • デイビス, J. L.:著, リブニー, E:著, 江里口 将夫:訳
    1995 年 38 巻 6 号 p. 513-522
    発行日: 1995/09/01
    公開日: 2008/05/30
    ジャーナル フリー
    日本科学技術情報センターは日本で発行された広範な科学技術分野の刊行物にアクセスできるデータベースを維持·管理している。数年前から,このデータベースに含まれる情報を日本以外のユーザが2通り方法で利用できるようになっている。最初の方法は,国際通信ネットワークを経由して,日本のJICSTオンライン情報システム(JOIS)に海外から直接アクセスする方法である。第二の方法は,JICSTの日本語データベースを翻訳した英語版データベースJICST-Eを提供しているSTNにアクセスする方法である。本文では,米国で一般に利用できる機器とソフトウエアを用いて,米国からJOISを検索した経験について記述する。
  • —JICST化合物辞書の効率的な使い方—
    荒木 啓介
    1995 年 38 巻 6 号 p. 523-537
    発行日: 1995/09/01
    公開日: 2008/05/30
    ジャーナル フリー
    化学情報の高度化の必要性,JICSTの化合物辞書システムの目的,開発の経緯,特徴について述べた。情報源別の登録件数,1985年度の登録開始以来の統計,1989年度から試行的に始めた文献の物質索引の方針と概要,辞書検索上の注意点,ファクト·データベースへの渡り検索および文献データベースへの渡り検索と物質索引の有効利用の方法について解説した。オンライン端末のエミュレーターに化合物辞書検索の結果をキープして,JOISの文献ファイルに接続し,一般のキーワードと組み合わせる文献検索が可能となった。物質索引以前のフリータームで索引された分も,化合物辞書により薬物等の多様な名称を知ることを通して,より網羅的な検索が可能となる。
  • —検索支援機能—
    石川 徹也, 谷口 敏夫, 澤田 芳郎, 吉田 哲三, 柿元 俊博, 長尾 眞, 原田 勝
    1995 年 38 巻 6 号 p. 538-548
    発行日: 1995/09/01
    公開日: 2008/05/30
    ジャーナル フリー
    電子図書館システムに求められる情報検索機能について考察し,電子図書館実験システム"Ariadne"において実現している検索機能,およびInternetとのリンク機能を示した。前者において,フルテキストおよびマルチメディア·データを対象に,その検索機能をハンティング検索,ブラウジング検索の二つに大別し考察した。"Ariadne"において実現している検索機能に,書誌情報検索,フルテキスト検索,ハイパーテキスト検索,知的検索(階層構造検索,質問文検索)等がある。最後に,電子図書館システムの利用を支援するために用意すべき機能について考察を行った。
講座
  • マルチメディアと教育
    藤田 祐
    1995 年 38 巻 6 号 p. 549-561
    発行日: 1995/09/01
    公開日: 2008/05/30
    ジャーナル フリー
    最近,学校をはじめとした教育現場ではマルチメディアを利用した教育が注目されている。本来,マルチメディアとは多面的な情報を一体的に扱い伝達する手段のことを意味する。このような情報伝達手段は,教育にコンピュータが利用される以前から学校に存在していた。本稿では,学校においてどのようにマルチメディアが発展し,現在各教科における教育でどのように利用されているのかを紹介する。最後に,マルチメディアを利用した教育を,コンピュータネットワークの中で活用するという将来の方向性について説明する。
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