情報管理
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45 巻, 6 号
選択された号の論文の14件中1~14を表示しています
解説
  •  
    植松 貞夫
    原稿種別: 研究論文
    専門分野: 情報学
    2002 年 45 巻 6 号 p. 383-391
    発行日: 2002年
    公開日: 2002/09/01
    ジャーナル フリー
    情報革命と言われる社会変革の時期にあって,中核的・指導的なライブラリアン,情報管理者は自己の知識と技術を常に最新・最先端のものとすることが要請され,かつ望んでいる。図書館情報大学では,2000年に開設した大学院情報メディア研究科において,構想当初から現職社会人を積極的に受け入れることを特徴の一つとすることを決め,現職社会人が学びやすい制度方策等を整えてきた。その一つが東京サテライト教室の設置である。3年間の実績では博士前期課程,博士後期課程とも全国平均を大きく上回る比率で現職社会人の入学が得られている。学ぶ意欲が高く,問題意識の鮮明な現職社会人はこれからの大学院の活性化に欠かせない存在である。
  • ―「知的財産戦略大綱」について―
    青山 紘一
    原稿種別: 研究論文
    専門分野: 情報学
    2002 年 45 巻 6 号 p. 392-402
    発行日: 2002年
    公開日: 2002/09/01
    ジャーナル フリー
    わが国の国際競争力を高め,経済および社会全体を活性化するために,価値の高い「知的財産」を豊富に創造し,これらを戦略的に活用する方策が,各界において活発に議論され,報告,提言等がとりまとめられている。わが国は今後,「知的財産戦略」を国の重点施策として推進し,「知的財産立国」の形成を,官民一体となって目指すことになる。前号では,これまでの各界における知的財産を巡る議論の動向を示したが,本号では,前号に引き続き,知的財産戦略会議が示した「知的財産戦略大綱」について報告する。
  • ―本来のMcMaster大学方式に則って―
    中川 仁
    原稿種別: 研究論文
    専門分野: 情報学
    2002 年 45 巻 6 号 p. 403-410
    発行日: 2002年
    公開日: 2002/09/01
    ジャーナル フリー
    “EBM(科学的根拠に基づく医療)”という用語が1997年ごろより日本国内においても急速に広がっているが,正しく理解されて用いられているとは言い難い。EBMは臨床疫学に基礎を置きながら,1991年にカナダMcMaster大学のGordon Guyattによって提唱された概念である。“EBM”という用語を用いるとき,本来の概念・考え方を理解したうえで用いることが必要であると考え,その定義・歴史・実践方法・学び方などについて解説した。これらEBMの全体像を理解したうえで,“EBM”を実践していくべきである。
紹介
  • 大村 昭, 荒井 豊文, 森井 由美
    原稿種別: 研究論文
    専門分野: 情報学
    2002 年 45 巻 6 号 p. 411-419
    発行日: 2002年
    公開日: 2002/09/01
    ジャーナル フリー
    日本ガイシ(株)における研究開発について,特に情報という観点から紹介した。研究開発を効率的,効果的に行って成果を出すために情報の果たす役割は大きく,中でも技術情報を継続して収集すること,それらを知識に集約すること,および統合化された知識を共有し,利用することが重要である。研究開発の企画,管理においては情報のデータベース化,一元化とその活用に,研究開発を推進するにあたっては情報の収集,知識への集約と利用に,さらにより良い情報提供を目指した研究開発支援システムの構築に取り組んできた。
  • ―サービスの変革―
    曽根 由紀子, 児嶋 紀子
    原稿種別: 研究論文
    専門分野: 情報学
    2002 年 45 巻 6 号 p. 420-427
    発行日: 2002年
    公開日: 2002/09/01
    ジャーナル フリー
    科学技術振興事業団が提供している二次情報オンラインサービスJOISは,2003年4月から新たに「New JOIS」としてサービスを開始する。新サービスの内容がほぼ固まった今,どのようにJOISが変わるのか,2回にわたり解説する。今回は,サービスを新サービスに移行する背景・目的,主な変更点を述べる。背景として,ここ数年の科学技術情報の流通と利用の急速な変化があり,JOISはインターネット時代のユーザニーズに応えられる新たな二次情報サービスに変革することが求められている。New JOISは,STNのシステムを基盤として活用した「JOIS on the Web」や「JOISEasy」などのユーザインタフェースと,JOISの二次データベースから電子ジャーナルや他の原文提供サービス,利用者の図書館リソースへのリンクを可能にする「JOISLink」により,新たな時代の情報サービスに生まれ変わる。
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