情報管理
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46 巻, 7 号
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連載講座:企業活動と知的財産制度-知的財産制度の現状と活用状況-
  • 山田 清明
    原稿種別: 研究論文
    専門分野: 情報学
    2003 年 46 巻 7 号 p. 427-435
    発行日: 2003年
    公開日: 2003/10/01
    ジャーナル フリー
    税関は,知的財産権侵害物品を輸入禁制品として,その輸入を取り締っている。知的財産権者は,自己の権利を侵害すると認める貨物に関し,税関長に対し輸入の差止めを申し立てることができる(輸入差止申立制度)。本年4月に改正された関税定率法により,植物新品種に関する育成者権侵害物品が輸入禁制品に加えられ,また,特許権,実用新案権および意匠権並びに育成者権が,従来からの商標権,著作権,著作隣接権と同様に輸入差止申立制度の対象に加えられた。同時に,税関に特許庁長官への意見照会を請求する制度および,輸入者が担保の提供を条件として通関解放を請求することができる制度が導入された。本文では,これら制度の概要,手続,運用状況,今後の課題等を説明する。
解説
  • 福島 俊一
    原稿種別: 研究論文
    専門分野: 情報学
    2003 年 46 巻 7 号 p. 436-445
    発行日: 2003年
    公開日: 2003/10/01
    ジャーナル フリー
    本稿は「Webサーチエンジンの基本技術と最新動向」と題した2部構成論文の後編である。前編ではWebサーチエンジンの背後にある基本的な情報検索技術を解説した。この後編ではWebサーチエンジン技術にかかわる5つの新しい話題を解説する。Googleで一躍有名になったリンク解析の改良・高度化が第1の話題,規模を追求してきた汎用Webサーチエンジンに対する目的特化やユーザ適応/状況適応という発展方向が第2・第3の話題,情報提供側の意図を反映した情報提示手法が第4の話題,サーチエンジン最適化(SEO)というコンサルテーション手法に着目したサーチエンジンスパムの問題が第5の話題である。
  • 塩満 典子
    原稿種別: 研究論文
    専門分野: 情報学
    2003 年 46 巻 7 号 p. 446-454
    発行日: 2003年
    公開日: 2003/10/01
    ジャーナル フリー
    本稿では,大学で創出される知的財産の管理・活用,技術移転促進のための (1) ドイツ連邦政府の研究政策 (2) ミュンヘン大学(LMU),ミュンヘン工科大学(TUM)におけるバイエルン州,フラウンホーファー協会との連携活動としてのバイエルン・パテント・プロジェクト (3) ベルギーのゲント大学(RUG),カトリック・ルーヴェン大学(UCL)のTLO(技術移転機関)の取り組み (4) 大学に隣接するリサーチパークの現状について概括する。また,日本の大学の1例として,著者の所属する国立奈良先端科学技術大学院大学において進められている「知的財産本部」の整備,知的財産の管理・活用,産学連携の状況を紹介し,課題を考察する。
  • 中村 達生
    原稿種別: 研究論文
    専門分野: 情報学
    2003 年 46 巻 7 号 p. 455-462
    発行日: 2003年
    公開日: 2003/10/01
    ジャーナル フリー
    産学連携を支援するためのツールBluesilk®の概要を紹介する。Bluesilk®はデータマイニング技術と自然言語処理技術を用いて,インターネットやイントラネット上の非定型なテキストデータを解析し,該当する文書から人名,企業名・組織名,技術名,製品名を抽出することができる。専門用語やキーワードに依存せずに,自分の言葉で書かれた文章を入力することができ,知識エンジンにより類似語(関連語)を抽出し,それを含めて検索を実行する。このような次世代型の検索エンジンの普及により,知的財産流通が促進されることが期待される。
紹介
  • 泉沢 久美子
    原稿種別: 研究論文
    専門分野: 情報学
    2003 年 46 巻 7 号 p. 463-468
    発行日: 2003年
    公開日: 2003/10/01
    ジャーナル フリー
    日本貿易振興会アジア経済研究所のOPACシステムは,図書,雑誌データだけではなく,開発途上国関係の雑誌記事索引データを含み,これらが一括で検索できるのが特色である。また,このデータベースを利用したカレントアウェアネスサービスとして新着リストの作成と,SDIサービスである「新着アラートサービス」を実施している。特に「新着アラートサービス」は,インターネット上で利用者が関心のある文献の分野を登録するだけで,それに適合した文献情報を定期的にメールで配信する遠隔地利用者向けサービスである。このサービスによって新たな利用者の掘り起こし,あるいは利用者ニーズの把握に役立てたいと考えている。
視点
国際コミュニケーション講座
情報と規範
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