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47 巻, 4 号
選択された号の論文の13件中1~13を表示しています
  • ―治験薬中間体DBの構築―
    岡 紀子, 田中 章夫
    2004 年 47 巻 4 号 p. 229-241
    発行日: 2004年
    公開日: 2004/07/01
    ジャーナル フリー
    ファインケミカル分野の中間体ビジネスを目的に,有効な中間体データベースを構築した。このデータベースを利用して,自社技術あるいは自社化合物の応用展開を目指して,対象とする治験薬を効率的に調査する手法を確立した。中間体データベース(治験薬中間体DB)は,市販の治験薬データベースの治験薬情報とその中間体情報で構成されている。中間体はChemical Abstracts(CA)合成文献の索引情報から抽出することにより,網羅性を上げている。このデータベースを利用することで,中間体の部分構造を指定するだけで,指定した部分構造を含む中間体とその治験薬を検索することが可能になった。市販の治験薬データベースとCA文献情報をカスタマイズし新規なデータベースを構築することにより,従来の文献検索による用途調査法では件数が多く推定が難しい場合にも,有効な調査法となることを検証したので報告する。
  • 土屋 俊
    2004 年 47 巻 4 号 p. 242-244
    発行日: 2004年
    公開日: 2004/07/01
    ジャーナル フリー
  • ─オンライン利用統計の国際基準の設定
    シェパード, ピーター T.:著, 高木 和子:訳
    2004 年 47 巻 4 号 p. 245-257
    発行日: 2004年
    公開日: 2004/07/01
    ジャーナル フリー
    現在進行中の多くの業界イニシアチブを土台として作られたCOUNTERプロジェクト(Counting Online Usage of NeTworked Electronic Resources)の目的は,ベンダーによって作り出されるオンライン利用統計データの記録や交換を管理する,国際的に合意された実施規範(Codes of Practice)を開発・維持することである。ジャーナルとデータベースに焦点を当てたCOUNTER実施規範リリース1は2003年1月に発表され,その後出版社に幅広く採用されている。Science Citation Indexが採録する年間論文作品の50%は,すでにCOUNTERに準拠したジャーナルであると推定される。多くの改善を含む実施規範リリース2の草稿は,コメントを募るために2004年4月に発表されており,最終版は2005年1月に提供される予定である。電子ブックと電子レファレンスワークを取り扱う別の実施規範についても作業が開始されている。
  • 加藤 多恵子
    2004 年 47 巻 4 号 p. 258-266
    発行日: 2004年
    公開日: 2004/07/01
    ジャーナル フリー
    昨今,インターネット経由でWebページを検索し,入手したい情報にアクセスする機会がますます増えており,日常的な人々の情報入手法にもなっている。本記事では,Web上でアクセスできる図書館のWebページで見られるデジタルコレクションについて,国立図書館では,米国議会図書館,英国図書館,オーストラリア国立図書館,カナダ国立図書館,大学図書館では,ハーバード大学図書館,スタンフォード大学図書館,ミシガン大学図書館,カリフォルニア大学バークレー校図書館,ワシントン州立大学図書館の現状を調べた。デジタルコレクションを大別して,1)ボーンデジタル資料 2)デジタルフォーマット化した資料 3)Web情報とし,それぞれについて上記図書館のデジタルコレクションの現状を展望した。また,デジタルコレクション構築における諸課題にも触れた。
紹介
  • 梶浦 正浩, 三池 誠司
    2004 年 47 巻 4 号 p. 267-274
    発行日: 2004年
    公開日: 2004/07/01
    ジャーナル フリー
    情報通信技術やインフラの向上により日々生成され取得できる情報が増大している中で,情報検索だけではなく必要な情報のみを抽出して提示する情報フィルタリングの必要性が高まっている。株式会社ニューズウォッチは,1996年から新聞を中心とした100を越える媒体からユーザの要求に応じた記事を抽出しユーザに提示する情報フィルタリングサービスを提供している。本記事では,ニューズウォッチ社の各種サービスを支える,自然言語処理技術とWeb技術を用いた情報フィルタリングシステムおよびサービス提供システムについて解説する。
連載講座:企業活動と知的財産制度-知的財産制度の現状と活用状況-
  • 高橋 雄一郎, 森川 清
    2004 年 47 巻 4 号 p. 275-282
    発行日: 2004年
    公開日: 2004/07/01
    ジャーナル フリー
    職務発明にかかる相当の対価請求訴訟が注目されている。本稿では,職務発明制度と相当の対価額の算定方法について概説した後,相当の対価請求訴訟における訴訟物,要件事実,間接事実等を検討し,これら事実をどのように立証すべきかを論じた。最後に,職務発明訴訟において実務上発生する問題に言及し,訴訟代理人の行動指針について検討した。また,本稿末尾には,相当の対価請求訴訟における訴状のサンプルを掲げた。
視点
情報と規範
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