日本繁殖生物学会の英文機関誌,Journal of Reproduction and Development(JRD)は,独立行政法人科学技術振興機構(JST)が運営する科学技術情報発信・流通総合システム(J-STAGE)を利用して,2006年1月よりオンライン投稿審査システムの運用を開始した。本稿では,JRD編集作業にオンライン投稿審査システムを導入するまでの経緯や準備状況,オンラインシステム導入後の効果などを紹介する。オンライン投稿審査システムの運用により,投稿論文数の増加,論文審査日数の短縮など,導入前に期待された効果が得られた半面,J-STAGEシステムのさらなるバージョンアップが必要な部分もみえてきた。