SNOMED-CT(Systematized Nomenclature of Medicine-Clinical Terms)は,30万8,000概念,77万7,000用語から成る,医療分野において最も大きな用語集の1つである。広範囲であり,同義語,階層構造から成る多軸構造を持ち,意味リンクによって,概念同士が関連付けられている。現在は,IHTSDOという国際機関によって管理され,半年に1回,英語版とスペイン語版が更新されている。本稿では,このSNOMED-CTの概要を紹介し,このような巨大用語集ができた経緯と,日本との関係を解説する。
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