大学におけるアクティブ・ラーニングと電子教材の導入,大学学習資源コンソーシアム(Consortium for Learning Resources: CLR)の活動について紹介する。まずアクティブ・ラーニングが浸透したため講義の形態が変化し,大学の講義の場で紙媒体の指定教科書の利用が減ってきている現状を示す。次に一般的な電子教材の作成方法について説明し,大学における教材支援の体制,さらに電子教材の大学への導入事例について紹介する。最後にCLRの活動について報告する。特に著作物利用にあたっての包括的利用許諾,著作物利用のガイドライン策定,プラットフォームの仕様,サステイナブルなビジネスモデルについて考察する。