日本オペレーションズ・リサーチ学会論文誌
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22 巻, 4 号
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  • 原稿種別: 表紙
    1979 年 22 巻 4 号 p. Cover10-
    発行日: 1979年
    公開日: 2017/06/27
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    1979 年 22 巻 4 号 p. App7-
    発行日: 1979年
    公開日: 2017/06/27
    ジャーナル フリー
  • 玉置 光司
    原稿種別: 本文
    1979 年 22 巻 4 号 p. 257-265
    発行日: 1979年
    公開日: 2017/06/27
    ジャーナル フリー
    秘書選びの問題(secretary problem)は最近いろいろ変形が考えられているが、その基本構造は次のように述べることができる。N人の女性が決定者の前に1人づつ、全くランダムな順序で出現する。これらの女性は良さに順位(絶対順位)がつけられていて、最良の人の順位を1とする。決定者は女性が出現する度に、彼女の見かけの順位(相対順位)を観察して、採用か否かを決める。ここでは、決定者は2人まで採用することが許されていて、絶対順位1叉は2の女性のどちらかを是非とも採用したいと考えている時彼の最適政策はどのようになるのか、又その時成功する確率はどれくらいであるかを考察する。採用対象は明らかに相対順位が1又は2の女性に限られる。(t、i)、1≦t≦N、i=1、2、を決定者がt番目の女性に直面していて彼女の相対順位がiで、まだ1人も採用していない状態、(t、ij)、2≦t≦N、i、j=1、2、を決定者がt番目の女性に直面していて彼女の相対順位はjであるが、すでに最初のt-1人の中の相対順位iの女性を採用している状態とすると次のことが示される。(t、i)では、整数di(d^*_1≦d^*_2)が存在して、t≧d^*_iの時に限って採用、(t、2j)では、整数s^*_i(s^*_1≦s^*_2)が存在して、t≧s^*_jの時に限って採用するのが最適である。(t、1j)では採用するのは得策ではたい。又、N→∞とした時、最適政策の下で採用に成功する確率は0。7934に近づくことが示される。
  • 大鋳 史男, 西田 俊夫
    原稿種別: 本文
    1979 年 22 巻 4 号 p. 266-274
    発行日: 1979年
    公開日: 2017/06/27
    ジャーナル フリー
    システムの信頼性解析では多くの場合システムを構成する部品は確率的に独立に動作すると仮定されるが、現実的には同一環境におかれたり、負荷配分構成になっていたりして結果としては独立に動作せず、何らかの相関性が存在すると考えられる。この報告ではショックモデルを用いでこのような現象がモデル化され、2変量ショックモデルと呼ばれる2変量分布関数として定式化される。この分布はA。W。MARSHALL and I。OLKINの2変量指数分布、T・ITOI、T。MURAKAMI、M。KODAMA and T。NISHIDAによって定義された2変量アーラン分布を特別な場合として含む。2変量ショックモデルのNBU及びNBUE性が調べられ、さらに信頼性理論において重要な正の相関性が議論される。
  • John-Christos Panayiotopoulos
    原稿種別: Article
    1979 年 22 巻 4 号 p. 275-286
    発行日: 1979年
    公開日: 2017/06/27
    ジャーナル フリー
    This work presents a different computational way in finding optimal solutions of Integer-Programming problems under irregular data spaces. In addition, a real application on advertisement problems is given, where the maximum advertisement result is achieved with the minimum value of the risk probability of our campaign under limited resources. Graph theory, Metric Spaces, Taxonomy theory, Boolean algebra and principles of the General Catastrophe theory are used.
  • 加藤 直樹, 茨木 俊秀, 三根 久
    原稿種別: 本文
    1979 年 22 巻 4 号 p. 287-300
    発行日: 1979年
    公開日: 2017/06/27
    ジャーナル フリー
    つぎの問題を考えてみよう。Q:maximize Σ^^n___<i=1> x_i subject to Z(x)=Σ^^n___<i=1>f_i(x_i)≦R、x_i:非負整数ここでf_iは〔0、∞)上の非減少凸関数であり、次の条件を満たしている。Σ^^n___<i=1>f_i(0)≦R lim___<x_i→∞>f_i(x_i)=∞この問題は次のように定式化される資源配分問題(問題P)において、目的関数と制約条件式の左辺の関数とを交換した問題である。P:minimize Σ^^n___<i=1>f_i(x_i)subject to Σ^^n___<i=1>xi=N、x_i:非負整数ここで、Nは正整数、f_iは〔0、N〕上の凸関数である。このような問題(問題Q)を考えることは、問題Pが重要な役割りを果たす状況においては、問題Pを考えることと同等の意義をもつものと思われ、さらには問題Pの構造をより一層明らかにするのに役立つと考えられる。本論文は問題Qに対する3種のアルゴリズムを提案し、各々の計算手間を評価する。これら3種のアルゴリズムは問題Pに対する従来のアルゴリズムを変形したものであり。その計算手間はf_i(x_i)の値の計算が定数オーダーで済むと仮定すると、各々O(N*logn+n)、O(n^2(logN^^~)^2)、O(b(n、R)十n1ogn)である。ここで、N*は最適解に対する目的関数の値、N^^~はN*の上限、b(n、R)は問題Qにおいて整数条件を落とした問題を解くのに要する計算手間を表わしている。N*がnに比べてそれほど大きくないとき、最初のアルゴリズムが最も優れている。そうでなければ、2番目もしくは3番目のアルゴリズムが優れている。もし、b(n、R)<O(n^2(logN^^~)^2)ならば(たとえばf_i(x_i)=α_ix^k_iのような場合)2番目のアルゴリズムが最も優れている。
  • 木村 俊一, 大野 勝久, 三根 久
    原稿種別: 本文
    1979 年 22 巻 4 号 p. 301-320
    発行日: 1979年
    公開日: 2017/06/27
    ジャーナル フリー
    有限の待ち合い室を有する待ち行列系GI/G/1(N)の定常状態における挙動を拡散近似の手法を用いて解析する。この系においては、待ち合い室が一杯の時に到着した客は失われるものとする。この意味で、待ち合い室が一杯の状態を損失状態と浮ぶことにしよう。本論文の目的は、損失確率、すなわち定常状態において系が損失状態にある確率と系内人数の分布及びその平均値に対する使い易い近似式を与えることにある。時刻tにおける系内人数をQ(t)で表わし、Q(t)を近似する拡散過程をX(t)とおく。このとき、X(o)=x_0(<N)から出発して初めて損失状態に達するまでの時間:T_d(x_0、N)=inf{t≧O|X(t)=N、X(o)=x_0}については、客の。verflowに関連して既に著者の前論文で解析した。一つの損失状態の終了は、その時サービス中である客の退去により起こるから、引き続く二つの損失状態の時間間隔はT_d(N-1、N)によって近似できる。また、同じ理由から損失状態の継続時間、すなわち損失時間は客の残余サービス時間に等しいことがわかる。従って、次の仮定をおくことで再生理論による定式化が行われる。すなわち、『全てのX∈〔O、N)に対して損失期問はT_d(X、N)と独立であって、互いに独立で同一の分布に従っている』ものとする。この仮定のもとでは、損失状態及び非損失状態が開始される時点は再生点になり、これら二つの状態は交替再生過程を成すことが容易に示される。定常状態における損失確率と系内人数の分布が再生方程式から導かれ、特に後者を適当に離散化することによって、平均系内人数に対する近似式が導出される。このようにして得られる解は、X(t)の原点における境界条件として反射壁を用いているため、Nの値が小さい場合には近似度が悪くなることが示される。そこで前論文で考察された境界条件の補正を適用し、Nの値が小さい場合の定常状態における損失確率、系内人数の分布、平均系内人数に対する補正近似式が導出される。最後に、以上の近似式の精度を評価するために、M/M/1(N)系に対する解析解及びその他の系に対するGPSSによるシミュレーションの結果が、近似式の値と数値的に比較される。多くの数値結果より、近似式が実用上十分に正確であることが示される。
  • 井山 俊郎
    原稿種別: 本文
    1979 年 22 巻 4 号 p. 321-337
    発行日: 1979年
    公開日: 2017/06/27
    ジャーナル フリー
    有限Buffer容量を持つ2工程直列型生産ラインに関しては多くの研究があるが、工程の作業時間が任意分布を持つ場合に対しては、その設計因子のライン特性に与える影響が十分議論されていない。そこで本研究は、第一工程が任意の作業時間分布を持つ2工程直列型生産ラインの設計因子が種々のライン特性(効率、Idling時間分布、Blocking時間分布さらにBuffer内仕掛品数分布)に与える影響を解析する方法を示し、さらに一考えているモデルとその双対モデルの関係を明らかにし、一方のモデルの結果からその双対モデルのライン特性が得られることを示す。この方法は、工程1における個々の製品の作業完了直前のライン状態が隠れマルコブ連鎖となっている点に着目したもので、この状態推移からIdlingやBlocking時間の発生状況が明らかにされその分布が求められる。又、双対モデルに対しても同様の方法を用いて解析し、双対モデル間でほ効率が等しく、一方のIdling時間分布と他方のBlocking時間分布が同一でしかも互いのBuffer内仕掛品数の平均の和がBuffer容量と等しくなることが示される。
  • 中川 覃夫
    原稿種別: 本文
    1979 年 22 巻 4 号 p. 338-347
    発行日: 1979年
    公開日: 2017/06/27
    ジャーナル フリー
    動作中のシステムの故障はしばしば多額の費用とときには危険な状態を招くことがある。この場合、故障する前に何時システムを取替えるかを決めることは重要であり、いくつかの取替方策が考察されている。ここでは。X時間使用した(年令Xという)中古ユニットの取替方策を考える。実際の場合、新品を使用するより中古品を使った場合が得策な場合も多いし、何らかの事情で中古品を使わなければならない場合もあろう。このような場合、取替方策を講じることは新品の部品より重要であろう。ここでは、次の取替方策をもつ2つのモデルを考える。1。年令による取替;ユニットは故障または稼動開始後t*_o時間に取替えられる。2。小修理を伴う定期取替;ユニットは一定時間間隔Tで取替えられ、その間に故障した場合は小修理が行われ私この2つのモデルに対して、従来の結果より単位時間当りの期待費用を求める。モデル1に対しては、年令Xが与えられたとき、期待費用を最小にする最適方策について考察する。ある条件のもとで、最適取替時間t*_oが方程式の唯一の解として求められることが示される。この場合、取替時間の上限も示される。モデル2に対しては、年令xを与えたときの最適取替時間T*と、逆に、取替時間Tを与えたときの中古ユニットの最適年令X*について考察する。前者の場合、ある条件のもとで、最適取替時間が方程式の唯一の解として求められる。例で、ユニットの故障分布とそれの取得費用関数を具体的に与え、両方がともに変数のとき、期待費用を最小にする各々の最適時間を求め、数値例も示される。更に、これを補正したモデルで、一定時間Tで取替えるのでなく、その後初めて故障したとき取替える場合を考える。このモデルに対しても、前と同様な方法で、最適方策について議論する。ここで得られた結果は従来の新晶同様のユニットの取替問題で得られている結果の拡張になっている。最後に、中古ユニットの取得費用関数と再び転売する費用を考慮した場合が簡単に述べられる。
  • 原稿種別: 索引
    1979 年 22 巻 4 号 p. 348-349
    発行日: 1979年
    公開日: 2017/06/27
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    1979 年 22 巻 4 号 p. App8-
    発行日: 1979年
    公開日: 2017/06/27
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 表紙
    1979 年 22 巻 4 号 p. Cover11-
    発行日: 1979年
    公開日: 2017/06/27
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 表紙
    1979 年 22 巻 4 号 p. Cover12-
    発行日: 1979年
    公開日: 2017/06/27
    ジャーナル フリー
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