日本オペレーションズ・リサーチ学会論文誌
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24 巻, 3 号
選択された号の論文の11件中1~11を表示しています
  • 原稿種別: 表紙
    1981 年 24 巻 3 号 p. Cover7-
    発行日: 1981年
    公開日: 2017/06/27
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    1981 年 24 巻 3 号 p. App5-
    発行日: 1981年
    公開日: 2017/06/27
    ジャーナル フリー
  • 岸 尚, 竜野 邦明
    原稿種別: 本文
    1981 年 24 巻 3 号 p. 189-201
    発行日: 1981年
    公開日: 2017/06/27
    ジャーナル フリー
    この論文では、与えられた捜索区域内に存在することが不確実な1つの目標を、探知能力が確実にはわかっていないセンサーを用いて捜索をする場合における、捜索一停止問題が議論される。与えられた捜索区域内における目標の事後存在確率にもとづく2つの捜索打切り規則を考える。現在時点まで目標が未発見という情報のみを利用する打切り規則をルールIとし、目標と同一信号特性をもつ擬似目標をあらかじめ捜索区域内に散布し、その結果として得られる情報をも利用する規則をルールIIとする。ランダム捜索の仮定のもとで、各ルールの捜索打切り時刻に対する厳密底表現が与えられる。ついで、センサー能力の事前分布に対し、ガンマ分布が仮定され、擬似目標を利用すること(ルールII)の有効性に関する、いくつかの興味ある結果が得られた。
  • 行方 常幸, 田畑 吉雄, 西田 俊夫
    原稿種別: 本文
    1981 年 24 巻 3 号 p. 202-212
    発行日: 1981年
    公開日: 2017/06/27
    ジャーナル フリー
    有限計画期間を通じて、各期毎に、ある確率でタイプの異なった客が1人ずつ到着する。到着した客に対して、手持ち製品の中から何個かを販売すると、その量と客の種類に依存した期待報酬が得られる。また手持ち製品を販売せずに次の期に持ち越すと、ある確率(劣化率)で製品は利用不可能になる。このモデルに対して、総期待報酬を最大にする最適政策の性質について考察する。期待報酬が製品の販売量の非減少凹関数の場合には、製品の最適販売量が手持ち製品の増加関数と在る事を示し、最適販売量が劣化率の増加関数になるための十分条件を導出する。また、最適販売量が劣化率の増加関数とはならない例を与え、期待報酬が製品の販売量の一次式で表わされる場合には最適政策が簡単な形になる事を示す。
  • 中川 覃夫
    原稿種別: 本文
    1981 年 24 巻 3 号 p. 213-228
    発行日: 1981年
    公開日: 2017/06/27
    ジャーナル フリー
    ユニットが故障したとき、小修理を行ない、その修理によって故障率が変わらないユニットの定期取替方策を考える。このような方策はコンピュータなどの複雑なシステムや電子部昆などの取替に応用されており、理論的にも多くの研究者が興味をもって扱っている。ここでは、今迄に得られている結果のまとめと(i)年令による取替方策との比較、(ii)割引率を考慮した場合、(iii)n個のユニット、(iv)中古ユニット、(v)離散型の場合、に拡張し、それぞれ最適方策を議論する。さらに、このモデルを修正・補正した次の3つのモデルを考える。1。偶発故障と劣化故障を伴うユニットに対する取替方策。2。取替時刻の直前に故障したとき、(i)そのまま取替時刻まで放置する、(ii)新しいユニットに早く取替える、2つの補正された取替方策。3。(i)ある確率で予防保全が失敗する、(ii)予防保全によってx才若返える、(iii)予防保全によってある率だけ若返える、3つの不完全予防保全方策。この3つのモデルに対して、単位時間当りの期待費用を求め、その費用を最小にする援適方策について議論する。ある適当な条件のもとで、最適取替時間が方程式の唯一の解として求められることが示され、その結果に対する考察が加えられる。また、結果の内容を理解し易くするため、故障分布がワイブル分布に従う場合などの例題が適宜に与えられている。最後に、このモデルを実際的に修正したモデルで、小修理によって故障率が変わる場合とこの方策とブロック取替を合併した場合が簡単に述べられる。
  • 山崎 源治
    原稿種別: 本文
    1981 年 24 巻 3 号 p. 229-236
    発行日: 1981年
    公開日: 2017/06/27
    ジャーナル フリー
    K人の指数サーバが直列にならぶシステムで、各サーバの前での待ち行列の長さに制限がない場合のサーバの配列の仕方と退去過程に関する研究が最近Weber(1979)によってなされ、次の特性が導かれた。(a)任意の到着過程のもとで、サーバの配列の仕方は、客の退去過程に何んら影響を与えない。また上述のシステムでブロッキングを伴う場合(中間待ちが有限の場合)についても、K=2のときには次の特性を持つことが、津村、石川(1978)によって示唆された。(b)サーバの順序を入れ変えても、定常状態での任意時点での系内人数分布はかわらない。本論文では、3人以上の指数サーバが直列にならんだとき、ブロッキングを伴う場合には一般的には(a)は成立しないが、K=2で中間待ちを認めない場合には、一般的な到着間隔(GI)のもとで(このシステムをGI/M/1→/M/1(0)と書く)サーバの順序を入れ変えても、n番目にサービスを受ける客の系内滞留時間・遅れ時間の分布はかわらないこと、すなわち(a)ほど強くはないが同様の特性を持つことを示す。その結果として、GI/M/1→/M/1(0)では、客の退去直後の系内人数分布について(b)が成立することを示す。
  • 井山 俊郎
    原稿種別: 本文
    1981 年 24 巻 3 号 p. 237-257
    発行日: 1981年
    公開日: 2017/06/27
    ジャーナル フリー
    この論文では、一方の工程が複数個の指数作業時間を持つステーションから成る2工程生産ラインを解析する。最初に、このラインを隠れマルコフモデルとして解析し、生産率、平均仕掛品数等を解析する手順が示される。また、双対モデルに対する解析手順も示され、双対モデル間の種々の関係が議論される。この結果、一方の生産ラインの特性はその双対モデルから完全に求められることが明らかとなる。次に、ステーション数の生産率に及ぼす影響を調べるため仮想Buffer容量なる尺度が導入される。この結果、仮想BUffer容量はステーション数の影響を端的に表わすこと、さらにこの仮想Buffer容動機型の漸近線を持ちしかもこの漸近線は仮想Buffer容量を精度よく近似していることが示される。最後に、この仮想Buffer容量の漸近線を求める簡単な手順が示される。
  • 勝村 正鷹
    原稿種別: 本文
    1981 年 24 巻 3 号 p. 258-276
    発行日: 1981年
    公開日: 2017/06/27
    ジャーナル フリー
    本論文は、企業の販売計画・戦略策定の基礎となる製品の市場における販売面から見た力(ここでは「地域別販売力」と呼ぶ)の評価方式の開発を目的としたものであり、その考え方と適用事例の紹介である。本方式は、不特定多数の顧客を持つ量産品を適用対象とし、ある企業の地域別販売力を、ある特定時点での市場での支配力を示す「地域別市場占有力」と、2時点間の市場占有力の時間的変化を示す「地域別販売成長力」との両面から定義している。地域別市場占有力の推定にあたっては、アンケート調査等で実際の市場を直接調査する方法ではな=く、社内で入手できる基礎的データと官公庁によって公表される一般的データを使用している。使用するデータは、(1)当該企業の地域別売上高、(2)その製品の地域別市場規模を示すと考えられる市場指数が用いられているが、当該企業。当該製品の全国シェアが想定できるかどうかによって、地域別販売力の推定方法を変えている。市場指数を用いて市場での自社の力を評価する方法は、市場指数と自社の地域別売上高とを単純に比較するという形で、現在も多くの企業で用いられているが、本論文では、その考え方の構造を分析し、これにシェアと時系列の概念を導入して企業における実用性の拡大を図っている。本方式は、これ迄に幾つもの商品に適用されているが、評価手順が四則演算を中心としたアルゴリズムであるため理解し易いことや、評価のための費用があまりかからないことなどから、実務への定着化が進んでいる。また、本方式の各種計算は、プログラム化されている。本評価方式の適用により、これまで観念的に策定されていた販売計画・戦略へ定量的概念が導入されるとともに、策定作業の合理化を図ることができる。
  • 一森 哲男, 石井 博昭, 西田 俊夫
    原稿種別: 本文
    1981 年 24 巻 3 号 p. 277-281
    発行日: 1981年
    公開日: 2017/06/27
    ジャーナル フリー
    燃料制限のある車の径路を決める問題を考える。つまり、ある交通ネットワークの出発点から出た車は燃料切れにならない様に途中で何度か給油して到着点に着く。この場合の最適な径路というのは、車が燃料切れにならないという条件下での出発点から到着点までの最短径路である。この問題の特徴は、いわゆる最適性の原理がネットワークの各頂点で成り立っていないことである。だから一般の最短径路アルゴリズムでは直接的に解けない。本論文ではこの問題に対して0(pn^2)のアルゴリズムを与えている。ここでpとnはそれぞれネットワークの燃料供給点の数と頂点全体の数を示している。
  • 原稿種別: 付録等
    1981 年 24 巻 3 号 p. App6-
    発行日: 1981年
    公開日: 2017/06/27
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 表紙
    1981 年 24 巻 3 号 p. Cover8-
    発行日: 1981年
    公開日: 2017/06/27
    ジャーナル フリー
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