1.正常者
6名を対象としてPDを
5mmごとに変化させても,眼位および両眼視機能値は一定であつた.
2.正常者
5名を対象として接眼レンズと角膜間の距離を
5,
12,
20,
30mmの
4段階に変化させても,
9方向眼位値は一定であつた.
以上が今回正常者を対象として実験を行なつた結果である.しかし,これはあくまでも正常者の遠見眼位を対象としたものであり,レンズを負荷して近見眼位の測定を行なう時の問題や,この結果がそのまま斜視患者に適応されるものかどうかという問題は今後の検討課題として残されている.
最後に,本研究に対し御支援頂きました東郁郎教授ならびに直接御指導,御校閲頂きました内海隆先生に深謝いたします.また本研究に御助力頂いた当外来スタッフ,松下清美殿,内海眼科の視能訓練士,新居純子殿に厚くお礼申し上げます.
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