座礁したロシアのタンカーナホトカ号の漂着重油中のベンツ (a) アントラセン (BaA), ピレン, ベンゾ (a) ピレン (BaP), そして, ベンゾ (ghi) ペリレン (BghiP) は, 1994年にピレン資化性細菌として分離された
Mycobacterium sp. H2-5株によって, 30℃, 20日の処理で, それぞれ, 99%, 92%, 60%, そして, 33%減少した。同条件のもとで市販のC重油中の各PAHの減少は, それぞれ, 92%, 99%, 60%, そして, 10%であった。両重油試料のあいだでは, H2-5株による各PAHの減少に大きな差は認められなかった。
抄録全体を表示