オフィスチェアの設計と製品にとって整形外科学と解剖学を基礎にした人間工学は重要である。今回の新しいオフィスチェアのコンセプトの提案は、3つの姿勢 (座位直立、前屈、後傾姿勢) について骨盤と腰椎椎間板のX線画像のデジタル解析と、身体に同期する椅子の動きに対する体圧変化の実験から導かれた。骨盤と腰椎椎間板のリンクした動きをみると、後傾姿勢では椎間板配列は並行した生体力学的利点を示した。また座面と接する骨盤底辺の位置は姿勢変化による骨盤の回転によって移動すると推察された。本論では、こうした身体運動と体圧負荷の分析結果から、オフィスチエアの設計にあたっては、身体と椅子の両方の回転軸が近接した位置にあるとき、背もたれは背中 - 腰 - 臀部領域を一様にサポートでき、さらに姿勢変化で生じる動的バランスの安定と快適性を保持できることを明らかにした。
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