近年のワークスタイルを取り巻く状況や働き方の変化に伴い、業務内容に合わせて働く場所を選ぶABW(Activity Based Working)の効果が認められている。本稿は、ABWとしての活用を念頭に置いたオープンなコミュニケーションの場に着目し、照明環境や音環境の異なる4つの環境条件において複数名でのコミュニケーションを伴う実験を行った。各環境のコミュニケーションの特徴を、アンケート調査による主観評価とテキストマイニングによる客観評価で分析した。その結果、一般オフィス照明環境と、それとは異なる照明やBGMによる空間演出を活用した環境それぞれの特徴を明らかにし、目的に応じた空間の使い分けが効果的であるという結論を得た。