日本オフィス学会誌
Online ISSN : 2760-7240
Print ISSN : 2760-7097
14 巻, 2 号
選択された号の論文の4件中1~4を表示しています
研究論文
  • ―植栽と植栽の映像の2つの作業空間における情報処理活動への影響について―
    森田 薫平, 渡邊 朗子, 趙 晟恩, 高橋 真悟
    2022 年14 巻2 号 p. 15-22
    発行日: 2022年
    公開日: 2026/06/04
    ジャーナル フリー

     本論では、実物の植栽のある環境と映像で植栽を代替した環境における知的活動への影響について明らかにすることを目的とし、2つの環境下において情報処理活動を行い脳血流量変化の計測と両空間に関するアンケート調査を行った。その結果、実物の植栽のある空間と植栽の映像が投影された空間での情報処理活動の結果は実物の植栽のある空間のほうが優位であったが、その差は微差であった。また、アンケート結果から両空間の違いは知的活動よりも空間における個人の主観的な感じ方・捉え方に影響する傾向を導き出した。

  • ―アンケート調査による主観評価とテキストマイニングによる客観評価―
    石山 希, 前原 茉莉子, 仲 隆介, 上野 早織, 川瀬 由布, 北村 一樹, 原田 和樹, 奥野 達也, 内田 達清
    2022 年14 巻2 号 p. 23-31
    発行日: 2022年
    公開日: 2026/06/04
    ジャーナル フリー

     近年のワークスタイルを取り巻く状況や働き方の変化に伴い、業務内容に合わせて働く場所を選ぶABW(Activity Based Working)の効果が認められている。本稿は、ABWとしての活用を念頭に置いたオープンなコミュニケーションの場に着目し、照明環境や音環境の異なる4つの環境条件において複数名でのコミュニケーションを伴う実験を行った。各環境のコミュニケーションの特徴を、アンケート調査による主観評価とテキストマイニングによる客観評価で分析した。その結果、一般オフィス照明環境と、それとは異なる照明やBGMによる空間演出を活用した環境それぞれの特徴を明らかにし、目的に応じた空間の使い分けが効果的であるという結論を得た。

  • 庁舎のワークプレイス計画・運用のために
    松本 裕司, 前原 茉莉子, 石山 希, 岡田 真幸, 中川 栞里, 岩﨑 太子郎, 大川 徹, 清重 剛男
    2022 年14 巻2 号 p. 32-40
    発行日: 2022年
    公開日: 2026/06/04
    ジャーナル フリー

     本稿は、市町村庁舎をワークプレイスの一つと捉え、職員の多様な行動を収集し体系化して分類表を作成している。オフィスでのABWのコンセプトと同様に、市町村庁舎でも職員の行動をベースとした空間づくりの需要が高まっている。しかし、我々が先行研究で示した執務行動の体系化、大学キャンパス行動の体系化のように、庁舎行動の全体像を整理した研究は見当たらない。このことは、主に計画段階で実施されるアンケート調査や行動観察調査、ディスカッションなどでの全体像の把握を困難にしている。そこで、本研究では、1)インタビュー調査から広く職員の行動を収集した上で、2)大分類と中・小分類を得るための2段階のグルーピング実験を実施し、3)階層型クラスター分析の結果をもとに分類表を作成した。これにより、市町村庁舎の行動の全体像を捉え、空間づくりに資する知見を得た。

  • ワークプレイスとしての庁舎の計画・運用のための基礎的研究
    前原 茉莉子, 石山 希, 松本 裕司, 岡田 真幸, 中川 栞里, 岩﨑 太子郎, 大川 徹, 清重 剛男
    2022 年14 巻2 号 p. 41-47
    発行日: 2022年
    公開日: 2026/06/04
    ジャーナル フリー

     本稿は、市町村庁舎をワークプレイスの一つと捉え、市民の多様な行動を収集し体系化している。オフィスでのABWのコンセプトと同様に、市町村庁舎でも職員・市民の行動をベースとした空間づくりの需要が高まっている。しかし、我々が先行研究で示した執務行動分類、大学キャンパス行動分類のように、庁舎行動の全体像を整理した研究は見当たらず、設計計画段階での全体像の把握を困難にしている。そこで、本研究では市民の行動の分類表を作成する。1)職員のインタビュー調査を頼りに市民の行動を収集した上で、2)大・中・小分類を得るためのグルーピング実験を実施し、3)階層型クラスター分析の結果をもとに分類表を作成した。これにより、市町村庁舎の行動の全体像を捉え、空間づくりに資する知見を得た。

feedback
Top