本研究では、認知科学的なアプローチを参考に、参加者間の会話の「陣形変化」と「順番取り」に着目し、ワークショップの様子を撮影したビデオ動画とアンケート調査の分析を行なった。
記録した撮影動画や録音データを元にした詳細な事例記述から、ワークショップ実践の中で参加者がどのような文脈に沿って活動や会話を展開しているのかを明らかにし、認知科学分野と建築学分野の研究者の連携によってワークショップの運用や環境向上につながる新しいアイディアを抽出した。これにより、特定の参加者の発言権を強調するような「会話陣形」が議論の盛り上がりを阻害する事例などから、ワークショップに用いる什器と参加者の身体的自由度や議論の盛り上がりの関係を明らかにした。
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