日本オフィス学会誌
Online ISSN : 2760-7240
Print ISSN : 2760-7097
15 巻, 2 号
選択された号の論文の4件中1~4を表示しています
研究論文
  • -知的生産性の向上を目的としたオフィスにおける実態調査-
    天保 美咲, 福岡 直, 吉田 雅一
    2023 年15 巻2 号 p. 12-21
    発行日: 2023年
    公開日: 2026/06/04
    ジャーナル フリー

     本稿では、ABWを導入し、従来型の対向島型固定席から改装されたセンターオフィスの1フロアを対象に、ハイブリッドワークを実施しているワーカーの在席データ取得及びアンケート調査を行った。その結果、多くのエリアを利用している、また自由に利用できているワーカーは知的生産性への寄与項目(WE、パフォーマンス評価)のスコアが高いことを確認した。

     しかし、ハイブリッドワークにおいて出社時は部門で集まる傾向にあることが在席データから確認することができ、オフィス内でABWが実施出来ていると回答したワーカーは半数程度に留まった。原因として、部門内でのコミュニケーションの低下をライン管理職が問題と捉え、部門で集まることを重要視していたことなどが考えられる。

  • 加谷 礼, 西田 泉, 若杉 知也, 石山 希, 舛田 愛海, 上西 基弘, 庵原 悠, 遠藤 一, 松本 裕司
    2023 年15 巻2 号 p. 22-29
    発行日: 2023年
    公開日: 2026/06/04
    ジャーナル フリー

     Well-beingへの注目が高まると共にオフィスにおいても個々人の価値観や感情に焦点を当てる共感型のプログラミングの重要性が唱えられている。そこで本稿では、「ワーカーが自分自身のありたい姿を考え、働く場における感情や価値観をより引き出しやすくする地図のようなツールを作成する」という目的のもと、ワークショップツールとして『感情マップ』の開発を行った。『感情マップ』は、選定した働くシーンで抱く感情語を似た意味同士で近くに配置している。また実務での使用を想定しユーザビリティを高めるデザインを施した。

デザイン・技術報告
  • 岩本 塁
    2023 年15 巻2 号 p. 30-35
    発行日: 2023年
    公開日: 2026/06/04
    ジャーナル フリー

     カーボンニュートラル実現へ向けた脱炭素化の取り組みが盛んになっており、日本でもグリーン成長戦略を追い風に木材活用や省エネ推進など脱炭素の政策が活発になってきている。2021年には木材利用促進法の対象が建築物一般にまで拡大され、木材活用の重要性がより一層強まってきている。木は成長過程で二酸化炭素を吸収し、木材として建築物や家具などに利用することで炭素を長時間貯蔵可能であり、省エネ資材である木材の利用は二酸化炭素排出削減にも寄与する。また国内の森林が伐採期を迎える中で、それら材の活用も課題となっている。これらのことから木材利用推進の流れはますますオフィス内外装全体に波及していくことが予想される。本稿ではこのような背景のもと、国産木材活用のために取り組んできた事案とそれらに向き合うことで生まれたオフィス家具のデザイン提案を行う。

  • 自社従業員を対象とした検証結果の紹介
    岡村 信弥, 福岡 直
    2023 年15 巻2 号 p. 36-42
    発行日: 2023年
    公開日: 2026/06/04
    ジャーナル フリー

     2019年から続くコロナ禍によってテレワークが普及し、オフィス内においてもWeb会議が行われる機会が増加した。これにより、オフィス内での騒音対策やスピーチプライバシー対策の需要が高まった。

     テレワークが普及したニューノーマル時代のオフィスにおいて、個室型のワークブースが必須のアイテムであると捉え、十分な遮音性能を確保しながら、ワーカーのストレス軽減を目的としてバイオフィリックデザインを取り入れた、新しい個室型のワークブースを提案する。

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