日本オフィス学会誌
Online ISSN : 2760-7240
Print ISSN : 2760-7097
16 巻, 2 号
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研究論文
  • 『感情マップ』を活用したワークショップの効果の検証
    西田 泉, 加谷 礼, 舛田 愛海, 上西 基弘, 庵原 悠, 遠藤 一, 松本 裕司
    2024 年16 巻2 号 p. 20-27
    発行日: 2024年
    公開日: 2026/06/04
    ジャーナル フリー

     近年、ワークプレイスはwell-beingを実現する場として注目が集まっており、チーム内で感情を共有することがwell-beingの向上につながる可能性がある。働く場における感情や価値観を引き出しやすくすることを目的として前稿1) で開発した『感情マップ』を用い、本稿ではワークショップの設計と効果検証を行った。まず、「感情共有ワーク」でワーカーの経験から感情や価値観を引き出し、チームで共有した。その上で空間作りを検討する「家具選びワーク」を行い、感情共有がプログラミング上での空間検討にどのような影響を与えるのかを比較実験で検証した。その結果、選ばれた家具に大きな差異は無かったが、感情共有をすることでチーム内の合意形成の向上などコミュニケーションの過程に良い影響が見られた。

  • ―優良オフィスにおける分類フレームの開発―
    仲野 裕大, 土井 隆ノ介, 村田 惇, 中川 栞里, 松本 裕司
    2024 年16 巻2 号 p. 28-35
    発行日: 2024年
    公開日: 2026/06/04
    ジャーナル フリー

     近年のワークプレイスづくりにおいて、社員の創造性や生産性の向上などを背景に、働き方に合致した空間づくりが多く見受けられる。本研究では、そのような多様なワークプレイスの様態を把握することを目的として、季刊誌「NEW OFFICE」の写真分析・類型化を通して、新たな分類フレームの開発及び、基礎的な傾向の把握を行う。収集した空間写真をもとにグルーピング実験・多次元尺度構成法を用いて、「他者との接触への期待度」「ワークへの注力度」の2つの軸を見出した。加えて、空間の物理特性を示す軸として設定した「囲われ度」を合わせた3つの軸を採用した。この3つの軸に対して、新たな要素空間画像を追加する際の基準となるベースラインを作成したうえで、追加分類の精度検証を行った。これにより、今後ますます多様化するであろう要素空間を整理する際の分類フレームおよび、具体的な分類手法を提案した。最後に上述のプロセスで類型化した、全90枚(3年間)の要素空間画像を用いて基礎的な傾向を把握した。

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