近年、ITの発展やグローバル化により複雑になる社会において、発想や思考に重点を置いた課題解決型の執務への需要が高まってきている。それにともない「創造性を発揮できそう」とユーザに感じさせるグループワーク空間がオフィスに設置されるようになってきている。しかし、ユーザが空間のどのような部分に創造性を発揮できそうだと感じているかは明らかになっておらず、専門家によってそのイメージを一方的に押し付けられている可能性がある。
本研究では、グループワーク作業空間においてユーザが創造期待感を持つ要因は何か、そしてユーザ自身によってどの程度そうした空間を作り上げることができるのかを明らかにすることが目的である。その結果、専門家がすべてを設計した空間が必ずしもユーザの創造期待感を高めるわけではないものの、ユーザ自身のみでは適切な環境の形成は難しく、部屋全体の印象の設計に対し特に専門家の関与が必要だという結果を得た。
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