【目的】クモ膜下出血後で認知機能が最重度に低下し意思疎通困難な患者に対し,意味のある活動が食事の自己摂取に与える影響を検討した.【方法】84歳女性にライフヒストリーカルテから猫の塗り絵を選定し,ABABデザインで介入した.評価は自己摂取割合,MARS-J, VIとし,各期の変化と効果量(Tau-U,PND)を分析した.【結果】B1期では注意,意欲の向上とともに自己摂取割合が改善し,Tau-U=68%,PND=70%と大きな介入効果が示された.【結論】認知機能が最重度で意思疎通困難な患者に対し,生活歴に基づく意味のある活動は意欲,注意を喚起し,食事動作改善の可能性が示唆された.
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