土木情報システム論文集
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選択された号の論文の15件中1~15を表示しています
  • 矢吹 信喜, 小谷 隼, 小室 雅人, キム ヒュンジュー
    2002 年11 巻 p. 1-8
    発行日: 2002/10/29
    公開日: 2010/06/04
    ジャーナル フリー
    プロダクトモデルを介した3次元CADシステムによる部材設計と設計照査システムとの間のデータ移動は, 照査結果が不適の場合, 満足するまで繰り返されるため, 効率化が望まれるところである. そこで本研究では, プロダクトモデルによるデータ相互運用機能を利用しながら, 簡易照査を行ったり, 部材の外部拘束条件に対する判断を行ったりする複数のエージェントを背後で動作させることにより, ユーザの設計を支援してくれるようなMultiAgent-CADの開発を行った. さらに鋼構造3次元プロダクトモデルを構築し, 開発したシステムを設計例題に適用して, その有効性を検証した.
  • 南 佳孝, 田中 成典, 古田 均
    2002 年11 巻 p. 9-16
    発行日: 2002/10/29
    公開日: 2010/06/04
    ジャーナル フリー
    建設関連のCAD図面の電子納品には, ISO10303-202 (STEP/AP202) に準拠したSXF (SCADEC eXchange Format) が採用される. そのため, 発注者は, 日本建設情報総合センター (JACIC) が提供するSTEP/AP202ブラウザを用いて電子納品されたCAD図面を閲覧することになる. ただし, このブラウザは, 基本機能が充実していないことや受発注者間で図面の修正を簡便化するための機能が存在しないなどの問題がある. そこで本研究では, STEP/AP202ブラウザの問題点を解決し, 図面修正を支援する機能を付加したSXFブラウザを開発する.
  • 白木 渡, 松原 行宏, 米田 和外, 安達 誠
    2002 年11 巻 p. 17-26
    発行日: 2002/10/29
    公開日: 2010/06/04
    ジャーナル フリー
    近年, 住民参加型の社会資本形成の広がりから, 地域住民が土木構造物に対して抱いている感性を把握し, 設計に反映することが求められるようになってきている. 本研究は, 河川護岸の景観評価・設計に, 商品開発などで成果をあげている感性工学手法を適用したものである. 本研究では, 感性評価実験により四国地方の一般住民及び河川管理者が, 四国地方の河川護岸に対して抱く感性を把握した. そして, インターネット環境下で閲覧可能な, 四国地方の河川景観についての感性データベースを構築した.
  • 田中 成典, 古田 均, 物部 寛太郎
    2002 年11 巻 p. 27-34
    発行日: 2002/10/29
    公開日: 2010/06/04
    ジャーナル フリー
    近年, コンピュータ技術の進歩に伴い, 電子地図が注目されてきた. 電子地図の用途の一つに, 道案内地図としての利用がある. 道案内地図は, 現在, Webや携帯端末を通じて提供され, ニーズが高まりつつある. しかし, 道案内地図の作成には, 多大な時間とコストを必要とするため, 一般のユーザが作成することは困難である. 本研究では, 国土地理院刊行の数値地図2500 (空間データ基盤) を用いることによって, 高度な機材や専門的な知識を必要とせず, 誰もが容易に素早く道案内地図を作成できるシステムの研究開発を目的とする. 数値地図2500 (空間データ基盤) を利用することにより, 道案内地図作成の時間とコストの削減を目指す. また, 認知地図の考えに基づく地図形状の簡略化を行うことにより, 利用者にとって理解しやすい道案内地図の作成を試みる.
  • 矢吹 信喜, 志谷 倫章
    2002 年11 巻 p. 35-44
    発行日: 2002/10/29
    公開日: 2010/06/04
    ジャーナル フリー
    PC中空床版橋を対象として, 基本設計から詳細設計, 施工設計における各種アプリケーションシステム間のデータ相互運用を可能とするために, 3次元プロダクトモデルを開発した. 開発に当たっては, モデルの国際標準化を目指して, IAIのIFCに準拠した形になるよう工夫しながら, PC中空床版橋の特徴を分析し, スラブ, PC鋼材, ボイド, 鉄筋等のクラスを新しく定義した. 本モデルの実装のために, 複数の開発言語の中からifcXMLを選定し, 本プロダクトモデルのスキーマとインスタンスを実装した. 本モデルは, 各種システム間のデータ相互運用に利用することが可能である.
  • 保田 敬一, 白木 渡, 木村 孝介, 堂垣 正博
    2002 年11 巻 p. 45-54
    発行日: 2002/10/29
    公開日: 2010/06/04
    ジャーナル フリー
    住民参加型社会資本整備が普及してくるにつれて, 人々が実際に土木構造物に対して要求している感性を把握することが重要になってきており, 感性工学手法による橋梁景観の評価事例が増加してきている. しかしながら, 感性データベースの構築にはそのアンケート調査に膨大な時間と労力が必要であり, デザイン要素と感性の関係についても明確な基準がない. 本研究では, ニューラルネットワークの一種である 「自己組織化特徴マップ (SOM)」 を用いて, 橋梁のデザイン要素と感性評価結果との関係を明らかにすることにより, 評価対象とする写真の視覚的分類が可能となる.
  • 山本 一浩, 小林 一郎, 星野 裕司, 松本 雄一
    2002 年11 巻 p. 55-65
    発行日: 2002/10/29
    公開日: 2010/06/04
    ジャーナル フリー
    現在、国土交通省を中心に建設業界の情報化として建設CALS/ECの導入が推進されている。本論文では、撮影された写真データとGPS (Global Positioning System) 情報との連携による写真データの信憑性の向上と、効率的なデータ納品および検査のためのシステムの構築を試みた。まず、工事写真の役割から工事写真に求められる必要な要素を述べ、それらの要素を満たすためPDA (Personal Digital Assistant) と外部共有サーバを用いたシステムを構築した。そして、橋梁工事を対象に実証フィールド実験を行い、システムの有効性や問題点などについて考察を加えた。
  • 古屋 弘
    2002 年11 巻 p. 67-76
    発行日: 2002/10/29
    公開日: 2010/06/04
    ジャーナル フリー
    建設CALS/ECの進展に伴い, 土木工事においても設計・施工の各種図面および管理図書のCADに代表される電子化が進み, これらは建設プロジュクトの中で日常的に流通するようになった. さらに, 施工においてはGPSを用いた測地手法の一般化に伴い, 工事成果物のデータをGISへ展開し, 維持管理データとして利用する試みも始まっている.
    本論文は, これらの背景をもとに, 土工事における施工管理にWeb-GISを用いた施工管理システムを構築し, 適用した事例を報告するものであり, その運用における有効性と問題点を検証したものである.
  • 矢吹 信喜, 植田 国彦, 山下 武宣, 嶋田 善多
    2002 年11 巻 p. 77-84
    発行日: 2002/10/29
    公開日: 2010/06/04
    ジャーナル フリー
    土木構造物の現場における点検業務の効率性, 信頼性, 継続性等の向上を図るため, 現場点検支援情報システムに要求される性能や機能を検討し, システムの基本設計を行った. さらに, このアーキテクチャに基づいて, 電子タグ, 音声入出力, PDA, ワイヤレスネットワーク, 携帯電話とVbiceXMLによるナレッジマネジメント等の情報技術を活用した現場点検支援情報システムのプロトタイプを開発し, その適用例を示した.こうした多機能かつ現場に適したユーザインターフェースを有するシステムを利用することにより, 作業の標準化, 熟練技術者の知識の継承, 非常時の適切な対処, 作業効率の向上が図れると考えられる.
  • 三谷 哲雄, 山中 英生, 富藤 孝雄
    2002 年11 巻 p. 85-92
    発行日: 2002/10/29
    公開日: 2010/06/04
    ジャーナル フリー
    近年の大量消費社会の定着により, ゴミ量の増大, ゴミ質の多様化といった様々な問題が引き起こされている. このため, 発生の抑制や再利用の推進等のゴミ減量化対策が大きな課題となっている. また, ゴミ収集作業増大に伴う経費膨張を抑えるための収集作業の効率化も多くの自治体においては重大な課題である. しかし中小の自治体においては, 情報収集の不足, 収集計画業務の人材や時間の不足などにより, こうした収集作業の効率化算定は十分に進んでいないのが現状と言える.
    そこで本研究では, これを支援する目的で安価な小型GPS装置を用いて作成した車両移動計測装置により得られた情報から, 詳細な収集作業情報を簡便に取得する方法を考案した. この方法を鳴門市の一般廃棄物収集業務に適用し, その精度を検証するとともに, 得られた情報による収集作業実態の分析例を示した.
  • 小島 尚人, 大林 成行, 古田 明広
    2002 年11 巻 p. 93-102
    発行日: 2002/10/29
    公開日: 2010/06/04
    ジャーナル フリー
    本研究は、衛星リモートセンシングデータの利用・普及支援を目的として、インターネット環境下で稼働する衛星画像処理・解析システムを設計・開発したものである。「前処理、画像処理解析、後処理」といった機能区分に大別するとともに、処理対象となる各種データや処理パラメータの入出力の関係の違いについて検討した上で、さらに3種類の「処理構成区分」を設定した。また、サーバと入出力データの関係を検討するとともに, システムの運用形態を4種類に区分し、これらの設計内容に基づいて特色あるソフトウェアライブラリ管理・運用システム (SLMS: Software Library Management System) を構築している。本研究の設計指針に従えば、利用者からの機能追加要求や新しい画像処理アルゴリズムの追加等に柔軟に対応していくことができ、拡張性あるシステムを実現している。
  • 小林 一郎, 邵 兵, 指宿 晃典, 福地 良彦, 上野 幹夫
    2002 年11 巻 p. 103-112
    発行日: 2002/10/29
    公開日: 2010/06/04
    ジャーナル フリー
    本研究では、ウェブ技術を用いた非同期分散型の情報交換システムと従来型 (同期集中型) の講義を併用したコラボレーション型演習システムを提案する。さらに、このシステムを利用し、3次元CADをベースとしたデザイン・ソフトウエア (LDT/Civil) を用いた道路設計演習を試みた。対象は大学院修士課程の1年生とし、単なるCAD作成の訓練ではなく、道路設計における、アイデア創成、アイデア定着、諸元決定、図面作成までの一連の流れが体験できるようにした。また、本システムの特徴として、講師陣は自らの業務の合間に、勤務地から、学生の作業過程を知り、質問にも答えることができるためCADや道路設計の実務家の参加が可能となり、極めて質の高い演習教育が可能となった。
  • Hirohito Kojima, Shigeyuki Obayashi, Akihiro Furuta
    2002 年11 巻 p. 113-124
    発行日: 2002/10/29
    公開日: 2010/06/04
    ジャーナル フリー
    Due to the advancement and diversification of the earth-observation satellite, this paper points out the necessities of providing and managing the Evaluated Information (termed EI) on the characteristics of the satellite data newly observed. As occasion demands from the end-users, those evaluated-information are continuously produced according to the following points of view: 1) pre-image processing, 2) image analysis, and 3) post-image processi g. Furthermore, we have been tackled to construct the Internet based-supporting system for providing the EI, and to investigate the practical use of those through the network. The structures of the data sets on the EI are divided into two sites as the “Web site” and the “Data Base (DB) site”, respectively. A huge amount of information resource in the.“Web site” is managed by the “DSMS (Data Set Management Systems)”. Without being disturbed in the management for the data sets, the users can only attend to retrieve the stored data sets through environment. Based on the unitary management of the data sets according to the kinds of satellites, the improvement of the work efficiency as well as the continuity in collecting, storing and managing the data sets on the EI could be achieved. Such a systematized approach might be essential to promote the future progressive satellite data.
  • Noboru Kimata, Toru Futagami, Harutoshi Oga, Mai Sasaki
    2002 年11 巻 p. 125-136
    発行日: 2002/10/29
    公開日: 2010/06/04
    ジャーナル フリー
    As decentralization of power, local governments are pressed to draw up their own master plan. In this paper, we try to support their endeavor by presenting systems for fundamental data collection and for evaluation of alternatives on fire prevention planning. First, we develop an algorithm to convert “land cover classification map” to “attributed mesh map” and do 20 case simulation, applying fire spreading simulation system previously developed by authors to maps generated by the algorithm mentioned above. Secondly, we construct regression model based on these simulation results, in which the ratio of wooden building, wind velocity and number of regions blocked by firebreak are selected as independent variables, and we get a coefficient which determinant is 0.85. We define rank of regional vulnerability to fire spreading based on this regression estimate calculation. Finally, we show a mapping system of these regional data using chromatic difference of red-color and demonstrate to output such colored map applying the system to K-city. We also demonstrate to output reevaluation map of fire prevention alternative in this city.
  • Koichi Yoshida, Takeshi Tsujimura
    2002 年11 巻 p. 137-144
    発行日: 2002/10/29
    公開日: 2010/06/04
    ジャーナル フリー
    On the operation for discharge-type microtunneling machines equipped with laser target positioning system, how to perform direction control of thedriving machine based on the obtained sensing data largely depends upon the skill of operators. In this paper, a direction control model which represents the dynamic behavior of the driving machine for head angle control is introduced and an on-line estimation method is adopted to estimate the posture of the driving machine and the model parameters matching the soil condition of the ground, for which direct observation is almost impossible. The direction control model to predict the behavior of the driving machine makes it possible to give an optimal control of the head angle. A prototype of auto navigation system with machine state estimator and optimal direction controller is designed and experimentally applied to an actual construction site, and validity of the navigation system to maintain sound control performance is confirmed.
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