ペット栄養学会誌
Online ISSN : 2185-7601
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7 巻, 1 号
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  • 池田 周平, 祐森 誠司, 栗原 良雄
    2004 年 7 巻 1 号 p. 1-7
    発行日: 2004年
    公開日: 2012/09/24
    ジャーナル フリー
    Two experiments were conducted to evaluate the TDN and fiber levels of rabbit diets on the basis of growth, digestibility and heat production. In Experiment 1, twelve Japanese white rabbits (6 males and 6 females) weighing 1.5-2.5 kg were used for evaluating TDN levels of 65,68and 71%. The BW gain increased with an increase in the TDN level, though not significant. Digestibility of CP was significantly higher in the TDN 65% group than in the other two groups. Conversely, digestibility of ether extract was lowest in the TDN 65% group. Heat production did not differ among the groups. These results suggest that an increase in the TDN level concomitant with a 15% CP content may result in the accumulation of body fat. In Experiment 2, twelve Japanese white female rabbits weighing 1.2-1.6 kg were used for evaluating crude fiber levels of 10,14and 18%. The BW gain in the crude fiber 10% group was significantly higher than in the other two groups. The effect of increase in the crude fiber level on the BW was apparent when BW was more than 2.5 kg. Feed intake was also significantly higher in the crude fiber 10% group. Digestibility and heat production did not differ among the groups. These results suggest that the ideal crude fiver level is 10% as-fed in rabbits weighing more than 2.5 kg.
  • 臼井 涼子, 鈴木 達也, 金子 政弘, 山本 広美, 舟場 正幸, 入来 常徳, 波多野 義一, 阿部 又信
    2004 年 7 巻 1 号 p. 8-14
    発行日: 2004/01/10
    公開日: 2012/09/24
    ジャーナル フリー
    ドライキャットフード中のCP含量および炭水化物含量が,全糞採取法または酸化クロム(Cr2O3)標識法による見かけの消化率に及ぼす影響を明らかにするため,2回の消化試験を行った。実験1では成ネコ12頭にCP含量の異なる3種類のドライキャットフードを給餌した。DM,CPならびにAEEの見かけの消化率は,いずれの方法においても食餌中のCP含量の増加とともに増加した。また,全糞採取法による消化率とCr2O3標識法による消化率の差の大きさは,食餌中のCP含量の増加に伴って減少する傾向を示した。実験2では成ネコ12頭に対し,対照食とそれよりCP含量は低いがNFE含量の高いデンプン食,同じく粗繊維含量の高い繊維食の3種類を用いて食餌中炭水化物の影響を調べた。DM,CPならびにNFEの見かけの消化率は,いずれの測定法においても繊維食群で低い値を示した。一方,デンプン食群ではNFEの消化率が上昇した。全糞採取法とCr2O3標識法による消化率の差は,対照食と比較して大差はなかった。以上の結果,ドライキャットフードでは蛋白質含量の低い方が消化管内に内容物が停滞しやすいこと,炭水化物(NFEと粗繊維)の含量は消化管内容物の移動にあまり影響しないことが示唆された。
  • 吉井 貴宏, 浅沼 成人, 日野 常男
    2004 年 7 巻 1 号 p. 15-23
    発行日: 2004/01/10
    公開日: 2012/09/24
    ジャーナル フリー
    イヌ・ネコの腸管内における乳酸生成と亜硝酸還元を増強することを最終目的として,ネコの糞から乳酸生成能と亜硝酸還元能を合わせ持つ菌を単離した。本菌はStreptococcus bovisと同定され,これは宿主に対して悪影響を及ぼさないと考えられるバイオタイプIIに属する菌株であった。本菌株の亜硝酸還元酵素(NiR)の比活性(菌体あたりの酵素量)は亜硝酸の存在下での培養により増加したので,本酵素の合成は亜硝酸の存在により促進されると考えられる。本菌株を高齢のネコとイヌの糞中微生物混合系に添加して難消化性デンプンを添加した培地で培養したところ,乳酸生成が顕著に増加し,pH低下が増加した。また,亜硝酸を添加して培養した場合には,本菌株の添加により亜硝酸の還元速度が増加した。しかし,硝酸を添加した場合には,本菌株の添加により亜硝酸の蓄積が増加した。これは,本菌株が亜硝酸よりも硝酸を速やかに還元するためであった。従って,NiR合成を高めるように本菌株を育種・改良し,プロバイオティクスとしてイヌ・ネコの腸管内に導入すれば,乳酸生成を増加させると同時に亜硝酸の蓄積を防ぐことができるであろう。
  • 阿部 又信
    2004 年 7 巻 1 号 p. 24-25
    発行日: 2004/01/10
    公開日: 2012/09/24
    ジャーナル フリー
  • 大木 富雄
    2004 年 7 巻 1 号 p. 26-28
    発行日: 2004/01/10
    公開日: 2012/09/24
    ジャーナル フリー
  • 坂根 弘
    2004 年 7 巻 1 号 p. 29-40
    発行日: 2004/01/10
    公開日: 2012/09/24
    ジャーナル フリー
  • 2004 年 7 巻 1 号 p. 41-45
    発行日: 2004/01/10
    公開日: 2012/09/24
    ジャーナル フリー
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