ペット栄養学会誌
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原著論文
  • 田端 佑規, 植松 沙也加, 四童子 好廣
    2020 年 23 巻 1 号 p. 1-8
    発行日: 2020/04/10
    公開日: 2020/04/30
    ジャーナル フリー

    ジテルペノイドの一種であるゲラニルゲラノイン酸(GGA)はウコンなどの植物に含まれる天然の化合物である。我々は以前AKR/J系マウスの繁殖期間中にGGAを摂取させると、再生産指数(RI)が対照群の3倍まで向上することを見出し、特許を取得している。GGAによるRIの向上が他の齧歯類や哺乳動物でも有効か調べるために、本研究では以前とは他系統のC3H系マウスを用いRIの向上が再現されるか確認することとした。その結果、GGA(50 µg/日)を全繁殖期間中に継続摂取した群は対照群と比較してRIが1.6倍に向上した。次に妊娠期または授乳期のみにGGAを摂取する群を追加で設定し同様の実験を行ったところ、これらの2群は継続摂取群と比較すると妊娠率は低下していた。しかしRIは両群とも対照群と比較して向上していた。このことからGGAが妊娠後の母マウスを介して仔マウスの健康な発達に関与することが示唆された。以前の結果と合わせると、本研究は、食事によるGGAの摂取が交配期、妊娠期、授乳期の各期間へ影響を与え、少なくとも齧歯類においてRIの向上を促す可能性を示している。

総説
解説
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