植物学雑誌
Online ISSN : 2185-3835
Print ISSN : 0006-808X
ISSN-L : 0006-808X
75 巻 , 894 号
選択された号の論文の5件中1~5を表示しています
  • 館岡 亜緒
    1962 年 75 巻 894 号 p. 455-461
    発行日: 1962年
    公開日: 2006/12/05
    ジャーナル フリー
    さまざまな分類学的問題を含む次の4つの species complex についての研究結果を報告した. 1)O. sativa cpmplex. これに属する野生の植物は, 2種, つまりアジアとアメリカに分布するO. rufipogon と, アフリカにみられた O. barthii にわけられる. 2) O. glaberrima complex. 栽培種のO. glaberrimaと野生種のO. breviligulataの2種が認められ, その中間的なものと考えられていたO. stapfiiは, 独立の種とは認められず, O. breviligulataの異名とみなさるべきである. 3)O. ridleyi complex. これには, 2種類, つまりO. ridleyiO. longiglumisがみとめられる. 4)O. meyeriana complex. これにO. granulata, O meyeriana, O. abromeitianaの3種類が記載されているが, それらは多くの中間型でむすばれるので, 1つの種類のO. meyerianaに統合し, それを3つの亜種にわけるのが妥当で ある.
  • 清水 碩, 玉置 英之助
    1962 年 75 巻 894 号 p. 462-467
    発行日: 1962年
    公開日: 2006/12/05
    ジャーナル フリー
    タバコの葉が成熟期に達したとぎ, 窒素肥料をあたえないで窒素飢餓の状態におかれると, 葉は黄色になってゆく. このとぎどのような生理的な変化がおこって, 葉緑素が分解してゆくかを, クロロフィラーゼ活性の変化を中心に観察した. この酵素はクロロフィルをフィトールとクロロフィリッドとに加水分解る. 後者は水溶性であるために, 以後の変化を受けやすくなるのだといわれてきた. クロロフィラーゼは, これまで水溶性の状態で得ることが困難であるとされていたが, われわれはn-ブタノールをもちいて, タバコの葉緑体から活性の大ぎな酵素を得ることができた. そこで一定の着位の葉にっいて, この酵素の活性の変化と, それと同時に葉緑素の量の変化とを,いろいろな時期に調べた. その結果, 若い葉で の酵素活性は大きいが, 古くなるにっれて低下すること,これに比例して葉緑素の量の増減することがわかった. したがって, タバコにおいてはクロロフィラーゼはむしろ葉緑素の生成に関係し, これを分解 し, 葉を黄変させることに大きな役割を果たしているようには思われない.
  • 中沢 信午
    1962 年 75 巻 894 号 p. 468-472
    発行日: 1962年
    公開日: 2006/12/05
    ジャーナル フリー
    (1) スギモク (Coccophora Langsdorfii) およびヒバマタ (Fucus evanescens) の卵を1.6~2.0M CaCl2液にいれると仮根形成予定域から暗黒色になり細胞がくずれ, 破壊はしだいに全域におよぶ. ヒバマタでは異常的に1個の卵に2~3個の第1次仮根突起をつくる場合があり, こういう卵ではこの細胞破 壊も各仮根域に対応しておこる. スギモクでは1,700×g以上で1分間遠心力をあたえてから上記の液に いれると仮根形成域とは関係なく遠心端からこの細胞破壊がはじまる.
    (2) 部域的にはじまるこの細胞破壊は過剰のCaイオンによる影響で, 通常はCaイオンに対する感 受性が仮根極で最大, ここから遠ざかるにっれて小さくなる感受性勾配をもっており, この勾配は遠心力 でうごかすことができる。この勾配は卵の極性の原因ではなく結果であると理解される。
  • 村田 茂三
    1962 年 75 巻 894 号 p. 473-482
    発行日: 1962年
    公開日: 2006/12/05
    ジャーナル フリー
    小形風洞内の湿紙蒸発に関する実験資料にもとづ いて, 次元解析法によって蒸発係数を算定した. そ れを葉面蒸散に適用し, 葉面では一般に未飽和であ ることを示すとともに, 葉面での相対湿度と気孔の 開きや風速との関係を導き, 表面温度と周囲の条件 が与えられた場合に, 蒸散量を一般的に算定しうる 方式を提示した.
  • 和田 清美
    1962 年 75 巻 894 号 p. 483-484
    発行日: 1962年
    公開日: 2006/12/05
    ジャーナル フリー
feedback
Top