植物学雑誌
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79 巻 , 935 号
選択された号の論文の6件中1~6を表示しています
  • 伊倉 伊三美
    1966 年 79 巻 935 号 p. 215-221
    発行日: 1966年
    公開日: 2006/10/31
    ジャーナル フリー
    クサソテツの胞子が発芽して2細胞期から原糸体期, 前葉体期へと形態分化をへてゆく過程に, それらの 時期の細胞が原形質分離をする際の原形質の行動, 浸透価, 透過性などがどのように変化するか, あるい はしないかを知ろうとしてこの実験をおこなった. その結果は次のように要約できる.
    初発原形質分離の箇所は, 2細胞期においては分裂能のある先端細胞の先端にあり, 基原細胞では先端細 胞と反対の側にある. 原糸体期においても基原, 先端の両細胞では同じ箇所にあるがこの両細胞の間の原 糸体細胞では先端細胞の側の膜のすみのところにある. そして原形質は凸型の分離をするように行動する. 仮根細胞の細胞質はしばしば液胞分離現象を呈する.
    浸透価は形態分化の各時期を通じて基部の細胞は小さく, 頂部に近づくにしたがって大きくなり明らか な生理的極性を示す. そして勾配の価は形態の分化に伴って増加する傾向がある.
    発育の各時期を通じて, 基部の細胞の透過性は尿素型であり, 頂部の細胞のそれは造精器壁細胞のそれ と同じくグリセロル型である.
  • 奥田 光郎
    1966 年 79 巻 935 号 p. 222-225
    発行日: 1966年
    公開日: 2006/10/31
    ジャーナル フリー
    休眠中のキクイモ塊茎は適当な水分および温度が与えられると発根する, しかし芽は動かない. このよう な塊茎に10-3Mヘルミントスポロールを与えると芽の休眠が破れて, 発育を開始する. この濃度では根 の発育はかえって抑制される. 12月になっての処理では発根のみられることがあるが, これは塊茎の休眠 状態の変化によるものではないかと考えられる. 10-4または10-5Mヘルミントスポロールでは発根•発芽 の両方が同時にみられる. しかし芽の伸長は10-3Mの場合よりおとる. ヘルミントスポロールの誘導体で あるヘルミントスポル酸およびジヒドロヘルミントスポル酸にも同様の作用がある.
  • 西田 誠
    1966 年 79 巻 935 号 p. 226-235
    発行日: 1966年
    公開日: 2006/10/31
    ジャーナル フリー
    千葉県銚子市犬吠崎付近の下部白堊紀層から産出した2種の新種を含む4種のメセンブリオキシロン属 の材化石を報告した.
    Mesembrioxylon woburnense はすでに和歌山県下の上部白堊紀から報告されているが8), 他の3種は日 本新産である. M. Nihei-Takagii sp. nov. は一般的構造においては M. Gothani に非常によく似てい るが, 木部柔組織が切線方向に断続して並ぶ傾向にあることと, 髄中に厚膜細胞がないことで区別される. M. pseudo-bedfordense sp. nov. は仮道管が1,2カ所においてゆるく細まること, 2-12個の有縁孔が 1群となって, 1列に連続して仮道管の幅広い部分に見られることなど, 英国の白堊紀に産する M. bedfordense に似ているが, 髄線が後者よりも高いので区別できる.
  • 原田 宏
    1966 年 79 巻 935 号 p. 236-240
    発行日: 1966年
    公開日: 2006/10/31
    ジャーナル フリー
    The ability of four growth retardants to inhibit the endogenous growth of Avena first internode sections, as well as the effects of interactions between the retardants and GA3 or IAA on the elongation of the sections have been investigated. The results obtained are summarized in Tables 1 and 2.
    The normal elongation of the sections is not significantly inhibited by treatments with any of the growth retardants employed, except with high concentrations of AMO-1618 or Phosfon D.
    The simultaneous treatment of a high concentration of Phosfon D (10-4M) with GA3 or IAA partially reduces the expected elongation, whereas AMO-1618, B-995 and CCC when applied in a analogous treatment have little effect.
    Phosfon D at a concentration of 10-5 M or 10-6 M and exogenously applied GA3 havea synergistic effect on the elongation of Avena first internode sections.
    The significance of these results for the understanding of the mode of action of growth retardants is discussed.
  • 本多 康人
    1966 年 79 巻 935 号 p. 241-243
    発行日: 1966年
    公開日: 2006/10/31
    ジャーナル フリー
    1. In the color of flowers of Quamoclit pennata, the genes of pink (mutant), red and white are multiple allelomorphic.
    2. While F1-hybrid between red and white shows imcomplete dominance as Nohara has pointed out, between red and pink, or between pink and white, the former shows complete dominance in either case.
    3. In the color of stems, between violet and green, violet shows complete dominance.
    4. There is a complete linkage relation between the genes of colored-flowers (red and pink) and the violet stems, or between the genes of white flowers and green stems.
  • 辰野 誠次, 吉田 治夫
    1966 年 79 巻 935 号 p. 244-252
    発行日: 1966年
    公開日: 2006/10/31
    ジャーナル フリー
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