植物学雑誌
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80 巻 , 943 号
選択された号の論文の6件中1~6を表示しています
  • 大滝 保
    1967 年 80 巻 943 号 p. 1-10
    発行日: 1967年
    公開日: 2006/10/31
    ジャーナル フリー
    1. モエジマシダの糸状の原糸体に種々の光処理をほどこすことによって, 分岐を誘起させることができた. 2. 5細胞期の原糸体を各構成細胞に単離すると, 各細胞から再生がおこる. その場所は各細胞の前部からおこる傾向にあり, 先端に近い細胞程この傾向は著しい. 3. 分岐を誘起させるような光条件に移した配偶体から単離した細胞では, この傾向はみられなかった. 4. 再生開始までに要する時間は, 青色光, 及び3,000ルクス白色光下に置かれた配偶体から単離した細胞では短かく, 暗所や赤色光下に置いた配偶体から単離した細胞では長かった. 5. 分岐のすでにおこった原糸体についてその再生様式をみると, 生長をすでに止めてしまった元の先端細胞を単離した場合, 再生開始までに非常に長い時間を要し, しかも, その細胞の後部より生ずることが多かった. この傾向は, その細胞の頂端に仮根を分化してしまったもので特に著しかった. これらの結果から, 分岐現象に対して一つの考えを提出し, それについて考察をおこなった.
  • 林 一六, 沼田 真
    1967 年 80 巻 943 号 p. 11-22
    発行日: 1967年
    公開日: 2006/10/31
    ジャーナル フリー
    1) 遷移のメカニズムを解明するために, 二次遷移初期の群落を構成する主要な種の種生態的検討をこころみた. そのためには, まずわが国中部における二次遷移初期群落の構成種14種を選んで, 種子とその発芽の特性を調べた. さらに発芽試験のさいにみられる諸問題を整理し, 生態学的問題点を指摘した. 2) 実験によると, 二次遷移の出発点 (裸地化の第1年度) の群落を構成する第一次先駆種は, 種子重量が, 比較的重く, 発芽については後熟の進行がおそく, 低温による前処理がいちじるしく促進的にきくことが明らかになった. ところが第2年度に優占する第二次先駆種というべきヒメジョオン, オオアレチノギクなどは, 短い後熟期間でも常に高い発芽率を示し, 低温処理, 埋土処理の効果がなかった. 3) 第一次先駆種の中でも, とくにブタクサ種子では, 低温処理は種子集団の発芽に一斉性を与え, より長い処理期間は低温領域の発芽を促進した. 4) 以上の結果から, わが国中部の二次遷移の進行のメカニズムは次のように説明できる. すなわち, 二次遷移の出発点である裸地の環境は, 埋土種子集団の中から発芽するエノコログサ, ブタクサの芽生えに有利に作用する. その結果成立する上記の種の優占する群落はその環境形成作用 (土壌水分条件の安定, 土砂の移動をおさえる働き, 初年度の先駆群落の保護作用) によって次の遷移段階で優占するヒメジョオン, オオアレチノギクなどを群落内に生育させるようになる. 夏から秋にかけて発芽したそれら第二次先駆種はロゼット型で越冬し, 翌春発芽態勢にあるブタクサなどを抑えて生育し, ブタクサ群落など初年度の群落からヒメジョオン群落など第2年度の群落へ遷移が進行する.
  • 堀田 ルリ, 清水 碩, 玉置 英之助
    1967 年 80 巻 943 号 p. 23-26
    発行日: 1967年
    公開日: 2006/10/31
    ジャーナル フリー
    タバコ植物の光合成活性を調べるために, チトクロームfの定量をこころみた. タバコの葉には, いろいろな物質が多量に含有されているために, 従来おこなわれていた方法でチトクロームfを定量することは不可能であることがわかった. そこで葉緑体を取り出し, この葉緑体についてチトクロームfの定量をおこなった. Triton x-100を含むアンモニア性エタノールで抽出し, さらに, アセトン, 硫安等で不純物を取除いた. この方法によると, 葉緑体に存在するチトクロームfのおよそ半量が抽出される. 抽出されるチトクロームの量は, タバコの種類によってほとんど影響をうけないがクロロフィル含量は, 種類によって大きく変わる. したがって, チトクロームf 1分子に対するクロロフィル分子数の比は, 種類によって大きく変わるものと思われる.
  • 小川 幸持
    1967 年 80 巻 943 号 p. 27-32
    発行日: 1967年
    公開日: 2006/10/31
    ジャーナル フリー
    種々ジベレリン類 (A1, A2, A3, A4, A5, A7, A8,A9), A3-誘導体類 (gibberic acid, allogibberic acid, epiallogibberic acid), カウレン酸およびメバロン酸のイネ種子の胚乳のアミラーゼ活性およびその芽生えの伸長におよぼす有効性の大小を調べた. 芽生えの伸長に対してはA3>A1>A7>A2>A5>A4>A9>allogibberic acid>A8>gibberic acid=epiallogibberic acid=kaurenoic acid=mevalonic acid=water-control の有効性の大小がみられた. また胚乳アミラーゼに対してはA1_??_A3_??_A4_??_A7>A2>A5>A9>A8>allogibberic acid>gibberic acid=epiallogibberic acid=kaurenoic acid=mevalonic acid=water-control の有効性の大小がみられた.
  • Akira YUASA
    1967 年 80 巻 943 号 p. 33-47
    発行日: 1967年
    公開日: 2006/10/31
    ジャーナル フリー
  • 鈴木 時夫
    1967 年 80 巻 943 号 p. 54
    発行日: 1967年
    公開日: 2006/10/31
    ジャーナル フリー
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