植物学雑誌
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81 巻 , 955 号
選択された号の論文の7件中1~7を表示しています
  • 市村 俊英, 永沢 祥子, 田中 寿栄
    1968 年 81 巻 955 号 p. 1-10
    発行日: 1968年
    公開日: 2006/10/31
    ジャーナル フリー
    榛名湖 (中栄養湖) では夏の停滞期に補償深度附近に発達した変水層に溶存酸素ならびにクロロフィル量の極大がみられる. 極大層中の植物プランクトンは検鏡の結果,Cryptomonassp.が優占種であった.Cryptomonasの光合成一光曲線は低照度でとくに高い光合成を示す特殊な陰生型で, また光合成の最適温度は15°であった.Cryptomonasの光合成一光曲線と水中の光条件から求めた溶存酸素の極大層の深度は,実測された深度とほゞ一致した. よって榛名湖の変水層にみられる酸素極大は, 低照度, 低温の環境に適したCryptomonassp.の活発な光合成の結果によるものである. クロロフィル量の極大もまた深層水中でのCryptomonasの生育が主要な原因と考えられる.
  • S.N. BANERJEE
    1968 年 81 巻 955 号 p. 11-21
    発行日: 1968年
    公開日: 2006/10/31
    ジャーナル フリー
    Pinus resinosaの胚珠を, 1963年と1964年の7~8月の期間に, 1年および2年の球果から周期的に採取した. 種々の発育段階の胚を含む胚珠を60Coにより0.25~2 kiloradsの線量で照射したのち,in vitroで培養した. 胚と胚乳に対する放射線の効果は胚の異常分化および退化, 並びに胚乳細胞における細胞学的異常にもとついて決定された. 便宜上, 胚の発育段階をI~IVに分けた. 発育段階Iで照射された胚における異常分化は他の段階に比べて少なかったが, 退化胚の率はIにおいて最高であった. 胚の異常分化は段階皿で照射された胚において最高率であった. 放射線効果の異なることの説明として, 各発育段階における胚細胞の核体積の差異が考えられた. 段階Iでは平均の核体積は他の時期のそれの11~14倍に増し,同時に退化胚の率も最高となる. これに反し根端においては茎頂におけるよりも放射線効果が高いことは核の体積の差によっては説明できない. 異なる発育段階の胚の細胞における核体積の変化はDNA量の増加だけでは説明できない.
  • 根平 邦人
    1968 年 81 巻 955 号 p. 22-24
    発行日: 1968年
    公開日: 2006/10/31
    ジャーナル フリー
    タイ国産苔類Pleurozia acinosaの胞子発芽を観察し, 他の胞子発芽型と比較検討した.発芽初期には数細胞からなる球形原糸体が胞子外膜内で形成されるが, 胞子外膜が破れたあとは卵形の原糸体に発達する. これは従来観察されていない新しい発芽型で, 胞子外膜外発芽から外膜内発芽への移行型のようである.
  • 和田 喜徳
    1968 年 81 巻 955 号 p. 25-32
    発行日: 1968年
    公開日: 2006/10/31
    ジャーナル フリー
    Nicotiana tabacumの栽培品種Consolation402, Bright Consolation, Aurea および BrightYellowを供試し, それらの葉の生育にともなう光合成 •呼吸能力およびクロロフィル含量の消長をしらべた.
    葉の生長にともなう単位葉面積あたりの光合成能力は葉の展開とともに増加し, 展開が最終葉面積の約80-90%に達するころ最高値を示し, その後葉の成熟にともなって低下した. 最高値は4品種の間に差はなかったが, 成熟にともなう能力の低下に差がみられ, Consolation 402 およびAureaでは急激な低下がみられたが, Bright ConsolationとBrightYellow は徐々に低下した.
    呼吸能力は4品種とも同様の消長を示し, 生育の初期に高く, 葉の展開が終了するころから徐々に低下した.
    単位葉面積あたりのクロロフィル (a+b) 含量は品種間に顕著な差があり, 葉の生育にともなう消長にも差が認められた. Bright YellowとAureaではクロロフィル含量の消長は, 光合成能力の消長とcorrelateしているが, Consolation 402およびBright Consolationにはその傾向がみられない.これらのことから光合成能力とクロロフィル含量との関係を考察した.
  • 村上 浩
    1968 年 81 巻 955 号 p. 33-43
    発行日: 1968年
    公開日: 2006/10/31
    ジャーナル フリー
    A new bioassay is described which is based upon the elongation response of the second leaf sheath of rice plants to gibberellins. Rice seedlings, at their first leaf stage, were treated by applying gibberellins to coleoptils in a 1μl drop of 50% acetone using a micropipette. Agar blocks can be used in place of test solution.
    By means of this method, five cultivars of rice, including one normal and four dwarfs of different simple recessives, were tested for their response to gibberellins A1 to A5. Gibberellins A1 and A3 are of high potency in these cultivars. The dwarfs differ in the specificity of their response to gibberellins. For example, 'Tan-ginbozu' responses well but 'Waito-C' much less to Gibberellin A5. These dwarfs can be used as a 'mutiple plant assay' to detect gibberellins with similar structures. Gibberellin A3can be bioassayed in the range from 0.05 up to 100mμg using the 'Tan-ginbozu' dwarf.
    The rice test using microdrop application was less susceptible to inhibiting substances such as Abscisin II, fusarinic acid, and indoleacetic acid than the test using the application in growing media. Because of this and because of the rapidity and high sensitivity of the test, it has been successfully applied to the estimation of gibberellin-like substances in extracts from small quantities of rice shoots and Pharbitis nilseeds.
    The chromatographic behavior of the active zone of rice shoot material was similar to that of gibberellin A3. Bioassays on extracts ofPharbitis nilseeds using the 'Tan-ginbozu' and 'Waito-C' dwarfs indicated the presence of gibberellin-like substances with differential effects on the two dwarfs.
  • 長尾 昌之, 大脇 頼子
    1968 年 81 巻 955 号 p. 44-45
    発行日: 1968年
    公開日: 2006/10/31
    ジャーナル フリー
  • 和田 清美
    1968 年 81 巻 955 号 p. 46-47
    発行日: 1968年
    公開日: 2006/10/31
    ジャーナル フリー
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