植物学雑誌
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81 巻 , 957 号
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  • 大槻 虎男
    1968 年 81 巻 957 号 p. 119-123
    発行日: 1968年
    公開日: 2006/10/31
    ジャーナル フリー
    1964年に著者はインドネシヤおよびインドを訪れ, 4種のコンニヤク属植物を採集した. ジャワ島およびマズラ島ではAmorphophallus oncophyllus, A. variabilis, A.campanulatu の3種, インドではA. bulbifer, A. campanulatus の2種のそれぞれ野生する植物の塊茎を採集して帰った.これらの植物の地下部に貯蔵炭水化物としてマンナンが含まれるか否かについては従来はっきりした報告に欠ける所があったので, 一方には塊茎の内部組織をしらべてマンナン細胞を観察し (第2図), 他方にはその化学成分の分析を行った. その結果, A. oncophyllus は内地産コンニヤクに匹敵する多量のマンナンを含み, A. variabilis はこれに次ぎ, A. bulbifer は格段に少く, A. campanulatus には含まれないことを知った. デンプン含量は沃素試法と化学分析との両方の結果はよく一致し, その量はマンナン量と逆の関係にある. A. campanulatus の貯蔵炭水化物はデンプンが殆んど全部を占める. (第1表)ジャワ, マズラ両島の踏査路と実際に採集した場所を地図によって示した (第1図). 分析の結果は第2表に示した. 比較の目的で日本産コンニヤクの分析をも示した.
  • 中村 輝子, 高僑 憲子
    1968 年 81 巻 957 号 p. 127-134
    発行日: 1968年
    公開日: 2006/10/31
    ジャーナル フリー
    黄白化エンドウ (Pisum sativum h. var Alaska) の Plumular hookの切片を, 2% 庶糖及び pH 6.2,0.01M リン酸緩衝液を含む培養液 (対照処理) あるいはさらにジベレリンを加えた培養液 (ジベレリン処理) 中で培養し, 以下の結果をえた. リボ核酸量は対照処理では相当減少し, この減少はジベレリン処理によりいく分か促進された. デオキシリボ核酸量は対照処理では変化せず, ジベレリン処理によりわずかに増加した. 蛋白量は対照処理で減少し, ジベレリン処理によってはほとんど影響を受けなかった. 培養液に加えられたクロラムフェニコール及びマイトマイシンCは, 対照及びジベレリン処理の切片の生重量の増加を阻害し, 蛋白及び核酸量をそれぞれ減少させた. 培養期間の初期におけるリボ核酸分画 (s-RNA 分画) での14Cで標識されたジベレリンのとりこみは非常に弱かった.
  • 南川 隆雄, 尾山 郁夫, 吉田 精一
    1968 年 81 巻 957 号 p. 135-140
    発行日: 1968年
    公開日: 2006/10/31
    ジャーナル フリー
    ヤエナリ幼植物の生長にともなう各器官でのキナ酸の含量を測定した.幼植物の抽出物から有機酸の区分を調製し, これをペーパークロマトグラフィでしらべたところ, 過ヨウ素酸一チオバルビッール酸試薬による発色で, キナ酸のみが確認された. シキミ酸は確認できなかった.
    明所と暗所で発芽させた幼植物はともに, 生長の初期段階でキナ酸含量の増加がみられた. 含量の増加は主として子葉以外の器官に顕著であった. 含量はは種後4-5日目にピークに達し,のち減少する傾向がみられた. 明所で生育させた植物をは種後6日目から17日目にわたって, 葉, 茎, 根の各器官について分析したところ, 生長にともなう個体当りのキナ酸含量はとくにいちじるしい変動はみられなかった. したがって新鮮重当りの含量は生長とともに減少してきた.
    微生物をもちいた研究によると, キナ酸の生成反応は芳香族アミノ酸の生合成経路からはずれた側路に位置している. しかし以上の実験結果は, 幼植物の生育初期においてキナ酸は活発に合成されており, っぎにはさらに他物質へ代謝されていくことを示している. このことはキナ酸が単なる副産物ではなく, 芳香族化合物生成系において活発な役割りを演じていることを示している.
  • 長谷川 正男, 代谷 康
    1968 年 81 巻 957 号 p. 141-144
    発行日: 1968年
    公開日: 2006/10/31
    ジャーナル フリー
    前報に引き続いて, 師部に与えた放射性ショ糖が, 心材と辺材の境界領域, および辺材でどのようにフェノール物質にとりこまれるかを, ソメイヨシノの材を用いて試験した. 辺材では最外層から内部に向かってフェノール性物質の比放射能 (cpm/mg) は降下するが, 白鮮帯で再び上昇する.このことから白鮮帯のポリフェノールはその場所で, 移動してきた糖から合成されるものと考えられる.
  • 荒野 久雄, 中村 卓造
    1968 年 81 巻 957 号 p. 145-157
    発行日: 1968年
    公開日: 2006/10/31
    ジャーナル フリー
    Morphological studies on the pappus, stoma and pollen were carried out on some species of Tribe Mutisieae. The genus Pertya and Ainsliaea have striking peculiarity in the form of pappus and pollen. There are some differences between Pertya and Ainsliaea in the ratio of stoma numbers and in the number of surrounding cells of stoma. As for the anthocyan of pappus, the genus Pertya have no anthocyan except P. scandens but the genus Ainsliaea has anthocyan in the basal portion of the pappus. The genus Ainsliaea can be divided into two types according to distribution of pigment in the pappus.
    Diaspanthus uniflorus (Ainsliaea unifora) has karyological similarities to the species of genus Ainsliaea, and for the stoma and pappus, some morphological similarities were also found between them.
  • 原 襄
    1968 年 81 巻 957 号 p. 158-169
    発行日: 1968年
    公開日: 2006/10/31
    ジャーナル フリー
  • 金井 弘夫
    1968 年 81 巻 957 号 p. 175
    発行日: 1968年
    公開日: 2006/10/31
    ジャーナル フリー
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