本研究の目的は,重症COVID-19患者に対応する看護師がCNSとの協働を通してどのような影響を受けたかを明らかにすることである.2021年11月~2022年9月にA病院で重症COVID-19患者に対応し,CNSと協働した看護師7名を対象に質的内容分析による研究を実施した.【CNSによる重症COVID-19患者・家族の看護実践を体感】し,【COVID-19の看護についての看護師の内面の変化】が見られた一方で,【非日常の現場におけるCNSとの連携・協働の困難さ】が起きていたことが明らかとなった.COVID-19蔓延下にCNSが現場に入って看護師と協働することは,CNSの実践そのものが看護師の実践にも影響し,看護師自身の内面にも正の影響をもたらした可能性が示唆された.
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