日本CNS看護学会誌
Online ISSN : 2434-4079
Print ISSN : 2189-5090
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原著論文
  • 蒲池 あずさ, 武用 百子, 川田 美和, 山岡 由実
    2022 年 9 巻 p. 1-10
    発行日: 2022/04/12
    公開日: 2022/04/12
    ジャーナル フリー

    目的:大学教員を兼務する精神看護専門看護師におけるCNS活動の実際と認識,兼務しながらCNS活動する上での課題を明らかにすることである.

    方法:日本看護協会および専門看護師教育を行っている大学院のホームページで氏名が公開されている大学所属の精神看護専門看護師29名を対象に,独自で作成した質問紙調査を実施し,単純集計ならびに質的分析を行った.

    結果:21名の回収が得られた(回収率72.4%).教員になるまでのCNS活動年数は,5年目未満の者は9名(42.9%),教員をしながらCNS活動をしている者は16名(76.2%)であった.大学教員を兼務するCNSの経験年数が短いこと,CNSの役割はコンサルテーションが中心となるなどの課題が明らかになった.

    考察:大学教員を兼務するCNSのキャリアパスを描くなど,大学院教育からの継続教育が必要であることが示唆された.さらに大学教員であるCNSが担える重要な役割は,社会的ニーズに応じられる実践や教育,政策提言できるような研究活動を推進していくことである,と考えられた.

  • 藤田 冬子, 鶴屋 邦江, 花房 由美子
    2022 年 9 巻 p. 17-24
    発行日: 2022/06/04
    公開日: 2022/06/04
    ジャーナル フリー

    本研究の目的は,侵襲的治療を受ける認知症高齢者の気持ちを安定に導くために老人看護専門看護師が用いる能力を明らかにすることである.認知症高齢者をケアする老人看護専門看護師7名に半構成的面接を実施し質的記述的に分析した.その結果,【認知機能障害の影響を判断しつなげる能力】【ケアを受け入れられる存在になる能力】【心地よいコミュニケーションを図る能力】【高齢者の人生経験をケアに取り入れる能力】【クリティカルに身体状態を捉え回復につなげる能力】の5つのカテゴリーが抽出された.老人看護専門看護師はこれらの能力により認知機能障害の影響を判断し,ケアを受け入れられる存在となり心地よいコミュニケーションが図れる援助関係を築いていた.これらを基盤にして,認知症高齢者の気持ちを安定に導くケアへと発展させていた.

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