日本泌尿器科学会雑誌
Online ISSN : 1884-7110
Print ISSN : 0021-5287
ISSN-L : 0021-5287
93 巻, 1 号
選択された号の論文の12件中1~12を表示しています
  • 群馬県および全国統計による疫学的検討
    中田 誠司, 高橋 溥朋, 大竹 伸明, 山中 英壽
    2002 年 93 巻 1 号 p. 1-6
    発行日: 2002/01/20
    公開日: 2010/07/23
    ジャーナル フリー
    (目的) 精巣腫瘍は頻度は少ないが, 高齢者のみでなく小児や青壮年などにも発生することから, 重要な癌である. われわれは, 日本における精巣腫瘍の疫学について調査し, その特徴, 問題点を明らかにする目的で今回の検討を行った.
    (方法) 群馬県における精巣腫瘍の罹患に関しては, 群馬県およびその近郊において泌尿器科の診療を行っている病院, 医院について, 1985~94年における病理台帳を調べた. これより年度別年齢調整罹患率をもとめた. 全国の罹患率については「地域がん登録」研究班の推計値を参照した. 死亡に関しては, 大野らの資料および厚生省大臣官房統計情報部の保管統計表より1947~98年の精巣腫瘍の年度別死亡数, 年齢調整死亡率を, 厚生省大臣官房統計情報部の保管統計表より1973~98年の年齢別死亡率およびその減少率, 各県別標準化死亡比 (SMR) をもとめ, その特徴について検討した.
    (結果) 年度別年齢調整罹患率は, 群馬県では全体的には増加傾向, 全国では1975~79年から1980~84年にかけてやや増加したが, その後はほぼ横ばいであった. 年度別死亡数, 年齢調整死亡率は, ともに1980年頃を境にして減少傾向を示していた. 年齢別死亡率は, 乳幼児, 20~40歳, 高齢者において死亡率のピークがみられた. 年齢別死亡率の減少率は, 20歳以下および高齢者において高かったが, 25~34歳では低かった. 各県別標準化死亡比は, SMRが120以上と死亡率の高い県は全国に散在していたが, 80以下の低い県は西日本を中心に分布していた.
    (結論) 死亡数, 死亡率は1980年頃を境にして低下しており, これはシスプラチンの臨床試験が開始された時期と一致した. 現在でも年間100人余りの死亡があり, 早期発見, 早期治療や進行例に対する治療法の改良が重要である.
  • 梶川 恒雄, 尾張 幸久, 前田 憲一, 藤澤 宏光, 金子 卓司, 野呂 一夫, 高田 耕, 野沢 立, 藤岡 知昭
    2002 年 93 巻 1 号 p. 7-13
    発行日: 2002/01/20
    公開日: 2010/07/23
    ジャーナル フリー
    (目的) 自己血貯血を行った上で, 根治的前立腺摘除術を施行した症例について, その有用性および適正な自己血貯量を retrospective に検討する.
    (対象と方法) 1997年10月から2000年3月までに, 自己血貯血を行った上で根治的前立腺摘除術を施行した62例を対象とした. 貯血量は800mlか1,200mlを選択とし, 週1回400mlの単純貯血法で貯血を行った. 貯血後にエリスロポエチン24,000単位を皮下注, 期間中, 鉄剤200mg/日を経口投与した. 手術は全例, 恥骨後式で行い, 出血量, 輸血量から検討を行った.
    (結果) 全例で予定の貯血期間内に目標貯血量を達成できた. その結果, 62例中58例で同種血輸血を回避でき, 同種血輸血回避率は93.5%であった. また, 自己血200mlを1単位とすると, 330単位中104単位が破棄され, 自己血破棄率は31.5%となった. 破棄率の低下のため, 術前に出血量を予想できるパラメーターがないか検討したところ, body mass index (以下BMI) 24未満の群の出血量が, 24以上の群に比べ有意に低値であり, 貯血量の決定に有用と考えられた. 貯血・輸血による副作用は認めなかった.
    (結論) 根治的前立腺摘除術において, 自己血貯血は, 同種血輸血を高率に回避でき, 副作用も認めず有用な方法と考えられた. また, 適正な貯血量は, BMI 24未満が800ml, 24以上が1,200mlと考えられた.
  • 石井 大輔, 入江 啓, 藤城 貴教, 田畑 健一, 嶺井 定紀, 吉田 一成, 馬場 志郎
    2002 年 93 巻 1 号 p. 14-19
    発行日: 2002/01/20
    公開日: 2010/07/23
    ジャーナル フリー
    (目的) クローン病に起因した消化管膀胱瘻は難治性であり, 保存的治療が選択されることもあるが, 外科的療法に移行する症例は多く, 確立された治療指針が示されていないのが現状である. 今回, その診断および治療方針をより明確にするために, 消化管膀胱瘻症例の臨床経過を retrospective に検討した.
    (対象と方法) 1986年以降の15年間にクワーン病と診断された症例202例を対象とした. 平均年齢は28.4歳, 男性152例, 女性50例であった. これら症例における消化管膀胱瘻の発症率, 臨床経過をその診断及び治療成績を中心に検討した.
    (結果) 202例中消化管膀胱瘻を認めたのは7例 (3.5%) であり, クローン病の診断から消化管膀胱瘻の発症までの期間は平均92.1ヵ月であった. 消化管膀胱瘻の診断に有用性が示されたのは, 消化管造影6/7例, 膀胱造影2/4例, 膀胱鏡6/6例, CT 4/7例であった. 全例で平均68.2日の保存療法後に瘻孔の閉鎖を認めず, 外科的治療が施行された. 術後平均3.5年の経過観察で, 消化管膀胱瘻の再発は認められなかった.
    (結論) クローン病における消化管の内瘻に対する手術療法に関しては, 術後の再発率が高いことから, 観血療法の適応は慎重に考慮されるべきであるとされる. しかし, 消化管膀胱瘻の治療に関しては, 保存療法の有効性が確立されてないこと, 保存療法では病悩期間が長期化すること, また今回の検討で手術成績が良好であったことから, 手術療法により早期にQOL改善を期待できる可能性が考えられた.
  • 雄谷 剛士, 藤本 清秀, 吉田 克法, 大園 誠一郎, 平尾 佳彦, 岡島 英五郎, 林 美樹, 車谷 典男
    2002 年 93 巻 1 号 p. 20-27
    発行日: 2002/01/20
    公開日: 2010/07/23
    ジャーナル フリー
    (目的) Transition zone index (TZ index) がBPH治療の有効性にいかに影響し, 治療法選択において有効なパラメーターになるか retrospective に検討した.
    (方法) 1996年4月から1997年12月の期間に, 経直腸的超音波断層法 (TRUS) にて前立腺容積 (PV) が15ml以上を示した前立腺肥大症患者125症例 (TURP施行例69例, α1-blocker 単独投与例56例) を対象とした. I-PSS, QOL index, 最大尿流率, PVなどの従来よりのパラメーターに加えTZ index を用いて検討した.
    (結果) TUR-P症例群においてTZ index 0.5以上の症例において良い治療効果を認め, α1-blocker 投与群においてはTZ index 0.5未満の症例において良い治療効果が認められた. また, 多変量解析を用いた分析においてTZ index はTURP, α1-blocker いずれの治療においても他のBPH parameter に比較して治療結果と強い関連性を認めた.
    (結論) TZ index はTURPと α1-blocker の治療効果に強く影響し, 治療効果予測に有用な手段であると考えられた.
  • 腎尿管一塊引き抜き術
    奥谷 卓也, 小林 加直, 林 睦雄
    2002 年 93 巻 1 号 p. 28-32
    発行日: 2002/01/20
    公開日: 2010/07/23
    ジャーナル フリー
    (目的) 腎尿管摘除術における経尿道的尿管引き抜き術は, 有用な方法として, 多施設からの報告が散見される. われわれも, 症例を選び, この方法で腎尿管摘除術を施行してきたが, さまざまな問題点を経験するようになってきた. そこで, われわれは, modified pluck 法 (腎尿管一塊引き抜き術) による腎尿管摘除術を試み, その成績を報告する.
    (対象と方法) 1999年10月から2000年9月までの間, 9例の腎尿管腫瘍, 2例の腎細胞癌, 3例の良性疾患に対し, この方法を採用した. まず, 型のごとく腎摘除術を行う. そして, 経尿道的に尿管を切除した後, 盲目的に後腹膜腔から尿管を剥離し, 遠位側を膀胱から腎と一塊として引き抜く. 術後, 6~10日間, 膀胱に尿道カテーテルを留置する.
    (結果) 術中の所要時間, 出血の平均はそれぞれ247分, 287mlであった. 術中, 術後とも, 後腹膜腔への尿の溢流, 出血などの有意な合併症は認めなかった.
    (結語) modified pluck 法は簡便かつ非侵襲的であり, 有用な手技であると考えられた.
  • 鈴木 明, 佐藤 滋, 土谷 順彦, 加藤 哲郎, 佐藤 充, 妹尾 春樹
    2002 年 93 巻 1 号 p. 33-38
    発行日: 2002/01/20
    公開日: 2010/07/23
    ジャーナル フリー
    (目的) 細胞接着分子CD80は補助シグナル産生に枢要な役割を担っている. 一方, 抗原非特異的な要素である虚血, 血液再灌流が免疫系を亢進する可能性が指摘されており, 細胞接着分子の発現性を知ることは重要である. そこでラット腎虚血モデルを作成し, 腎組織内のCD80の発現を検討した.
    (方法) 雄性 Wistar ラットを用い, 腎虚血モデルは左腎を30分, 1時間または3時間虚血した後, 血流再開した. 実験群は7群に分類し, 対照群は無処置ラットを使用した. CD80の発現はRT-PCRと蛍光免疫染色で観察した.
    (結果) CD80の発現は対照群では認めず, 虚血群で認めた. また虚血群では血流再開1時間後に摘出した腎には発現せず, 1日後ではじめて発現して14日後まで持続していた. CD80の局在は主に糸球体の内皮細胞と尿細管周囲の血管内皮細胞であった.
    (結論) 外来抗原による刺激を受けなくても, 虚血負荷によってCD80の発現が誘導され, 免疫系が亢進する可能性が示された.
  • 谷口 明久, 柿崎 秀宏, 村雲 雅志, 野々村 克也, 小柳 知彦
    2002 年 93 巻 1 号 p. 39-43
    発行日: 2002/01/20
    公開日: 2010/07/23
    ジャーナル フリー
    腸管利用膀胱拡大術後の妊娠・出産症例につき報告するとともに, 特に妊娠中の尿路管理につき検討した.
    (症例1) 23歳, 女性. 二分脊椎による先天性神経因性膀胱があり, 間欠導尿を行っていたが, 尿路感染, 尿失禁のコントロールが不良のため, 20歳時にS状結腸利用膀胱拡大術が施行された. 23歳時に妊娠が成立. 妊娠中, 腎盂腎炎を2度併発し, 抗生剤投与と間欠導尿継続にて対処. 妊娠36週4日に吸引分娩にて3,120gの健常児を出産した. 出産後, 尿失禁の悪化はなく, 腎機能も長期的に安定している.
    (症例2) 32歳, 女性. 先天性砂時計膀胱として報告された症例である. 1歳時に両側尿管皮膚瘻による尿路変向, 9歳時に回腸―盲腸利用膀胱拡大術による尿路再建が施行された. 32歳時に体外受精で妊娠が成立. 妊娠19週に右腎盂腎炎を発症し, 抗生剤投与と尿道留置カテーテル法にて対処. 妊娠21週に切迫早産のため子宮収縮抑制剤を開始した. 妊娠29週に左腎盂腎炎を発症, また進行性の左水腎症が認められたため, 抗生剤投与とともに左腎に経皮的腎瘻を造設した. 妊娠36週4日に経膣分娩し, 2,450gの健常児を出産した. 出産10日後に尿道留置カテーテルと腎瘻を抜去したが, 尿禁性は保たれ, 腎機能は安定している.
    腸管利用膀胱拡大術後の妊娠例では尿路感染の頻度が高く, また早産になりやすいなどリスクが高いため, 妊娠の継続および出産の遂行にあたっては, 適切な尿路管理と産科的管理が必須である.
  • 天野 俊康, 今尾 哲也, 福田 護, 三輪 聰太郎, 竹前 克朗
    2002 年 93 巻 1 号 p. 44-47
    発行日: 2002/01/20
    公開日: 2010/07/23
    ジャーナル フリー
    患者は55歳, 男性. 2000年2月人間ドックにて前立腺特異抗原の高値 (PSA 29.1ng/ml) を指摘され, 3月16日当科受診した. 前立腺針生検にて中分化腺癌を認め, 抗アンドロゲン剤の投与を開始した. 5月16日入院し, 5月18日恥骨後式前立腺全摘除術を行った. 5月20日夕方より39.8℃の発熱と悪寒を認めた. さらに背部皮膚発赤, 血圧低下, 下痢, 腹痛, 胸痛など急激に症状が進行した. 静脈血培養やエンドトキシン, β-D-グルカンは陰性で, MRSAによる toxic shock syndrome を疑い, 5月22日よりバンコマイシン (VCM) 投与, 持続的血液濾過透析 (CHDF) を開始した. さらに合併した成人呼吸窮迫症候群 (ARDS) に対しステロイドパルス療法, 播種性血管内凝固症候群 (DIC) に対し血小板輸血, ヘパリン投与も併用した. 発症1週後より四肢の皮膚の落屑を認めた. 全身状態が落ち着いた5月31日手術創部の半抜糸をしたところ, 排膿を認めMRSAが同定された. 手術創部の掻爬を行い, MRSAも陰性となり7月7日退院となった. 現在前立腺癌の再発もなく経過観察中である.
  • 畠山 真吾, 羽渕 友則, 市村 靖, 秋濱 晋, 寺井 康詞郎, 柿沼 秀秋, 赤尾 利弥, 佐藤 滋, 加藤 哲郎
    2002 年 93 巻 1 号 p. 48-51
    発行日: 2002/01/20
    公開日: 2010/07/23
    ジャーナル フリー
    妊娠を契機として急速に増大し, 下大静脈腫瘍血栓を伴った腎血管筋脂肪腫の1例を報告する. 症例は31歳女性. 超音法検査で異常を指摘され, CTで右腎に脂肪成分を含む直径4cmの腫瘍が発見された. 特に治療を行わず, 外来で経過観察していたが, 15ヵ月後, 出産後のCTで腫瘍直径が11cmと増大していた. 腹腔鏡下右腎全摘除術を試みたが, 術中下大静脈まで進展する腫瘍血栓を認め, 開腹による右腎全摘除術を施行した. 病理診断は腎血管脂肪腫であった. 腎血管筋脂肪腫では, 妊娠中に急速に増大する症例も報告されており妊娠可能な女性の腎血管筋脂肪腫に関しては, より注意深い経過観察と適切な時期での手術適応の判断が必要であると考えられた.
  • 亀岡 浩, 熊川 健二郎, 内田 久志, 鈴木 孝行, 白岩 康夫, 中野 路子, 松岡 俊光, 山口 脩
    2002 年 93 巻 1 号 p. 52-57
    発行日: 2002/01/20
    公開日: 2010/07/23
    ジャーナル フリー
    症例は36歳, 頻尿, 排尿困難を主訴に1998年10月当科受診し, 閉塞症状に対して経尿道的前立腺切除術を施行された. 翌年9月再発に対し2度目の経尿道的前立腺切除術が施行され, 病理組織より葉状腫瘍と診断された. 腫瘍は腺成分と間質成分が交互に増殖し, 間質成分では高度の異型性と横紋筋肉腫様成分を認め, 明らかに組織上の悪性所見と考えられた. この所見を根拠に, 同年12月根治的前立腺全摘除術が施行された. 摘出標本では断端への腫瘍浸潤及びリンパ節転移は認めなかった. 術後14ヵ月を経過し再発なく生存中である.
  • 角野 佳史, 小泉 久志
    2002 年 93 巻 1 号 p. 58-61
    発行日: 2002/01/20
    公開日: 2010/07/23
    ジャーナル フリー
    症例は63歳, 男性, 排尿時痛のため当科受診. 検尿沈渣にて血膿尿を認め, 膀胱鏡にて腫瘍と発赤粘膜を認めた. 経尿道的膀胱生検にて, 腫瘍部より移行上皮癌を, 発赤部位より類上皮肉芽腫を認めた. 尿抗酸菌染色, 尿結核菌培養はともに陽性であり, 抗結核療法を開始した. 膀胱癌に対しては放射線療法と動注化学療法の併用療法を開始し, 結核のコントロールがついた後, 膀胱全摘, 両側尿管皮膚瘻造設術を施行した. 腫瘍部は大部分が移行上皮癌であり, 一部に類上皮肉芽腫を認めた.
    尿路結核と尿路上皮癌の合併した報告は少なく, 本症例を含めた本邦報告10例について検討を加えた.
  • 新保 斉, 影山 慎二, 渡辺 哲也, 速水 慎介, 牛山 知己, 鈴木 和雄, 藤田 公生
    2002 年 93 巻 1 号 p. 62-65
    発行日: 2002/01/20
    公開日: 2010/07/23
    ジャーナル フリー
    新しい手技の工夫を行った症例は64歳, 男性. 膀胱癌 (TCC, G3) の診断で, 膀胱全摘除術および禁制レザボア造設術を施行した. レザボアはU字型 ileal patch を併用した cecocecal reservoir とし, 尿失禁防止機構は回盲部を利用した腸重積法とした. 術後自己導尿を行い尿失禁はみられなかった. しかし手術後1年目, 尿失禁が出現し, 輸出脚 nipple valve の pouch 内腔側が開大していたため, その縫縮・固定を行った. 術後一時尿失禁は軽快したが, またその1年後, 再び尿失禁出現した. レザボア内へのスコポラミン注入, オキシブチニン注入を試みたところ pauch 内容量は増大したが, 尿失禁は残存した. Nipple pressure profile では輸出脚機能不全と考えられ, 輸出脚の追加修復を行ったが尿失禁は持続し, 輸出脚機能不全は残存した. その後, 輸出脚粘膜下へのコラーゲン注入を試みたが改善はみられなかった. そこで腹直筋膜を利用した輸出脚に対するスリング手術を施行した. 尿貯留時にレザボア自体の重みを利用して輸出脚が絞められるよう, 筋膜を輸出脚の下方は遊離するように支持し, 上方は腹直筋膜に固定した. スリング手術後, 尿失禁は消失, Nipple pressure profile でも輸出脚機能の改善がみられた. 術後約2年以上を経過した現在でも尿失禁の再発は全く認めていない.
    本手術の原理は, 女性尿失禁に対して行われるスリング手術と同様である. 禁制レザボアの輸出脚の長さが十分に取れる場合には, 試みても良い方法と思われる.
feedback
Top