視覚の科学
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29 巻 , 2 号
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巻頭言
総説
原著
  • 前田 真理子, 前田 征宏, 伊藤 恵里子, 水口 法子, 市川 一夫, 小島 隆司, 磯谷 尚樹, 井藤 麻由香, 洞井 里絵
    原稿種別: 原著
    2008 年 29 巻 2 号 p. 64-66
    発行日: 2008年
    公開日: 2019/11/08
    ジャーナル フリー

    目的:前眼部測定装置には様々な測定原理による機器があるが,近年登場した光学式測定の前眼部測定装置VisanteTM(Carl Zeiss Meditec)を用いて正常眼での中心角膜厚(CCT),前房深度(ACD)の測定精度について検討した。

    方法:対象は屈折異常以外の眼疾患を認めない12例24眼(平均年齢31.0±4.3歳(23~37歳))に対し,VisanteTMおよびOrbscan®Ⅱz(Bausch&Lomb)を用いて,各眼をそれぞれの機器で5回ずつ測定し,CCT,ACDについて比較した。

    結果:VisanteTMの測定値はCCTが524.6±1.9μm,ACDが3.625±0.02mm,Orbscan®Ⅱzの測定値はCCTが553.5±5.3μm,ACDが3.562±0.03mmであり,両測定機器は高い相関を示したが,測定値には有意差を認めた。

    結論:VisanteTMはOrbscan®Ⅱzとの測定相関性を認め,前眼部の生体計測において有用な検査機器となり得ると考えられる。

  • 勝海 修, 須藤 真矢, 上野 恵美, 荻嶋 優, 伊藤 純子, 宮永 嘉隆, 井上 治郎
    原稿種別: 原著
    2008 年 29 巻 2 号 p. 67-74
    発行日: 2008年
    公開日: 2019/11/08
    ジャーナル フリー

    目的:コンタクトレンズ(CL)装用者において,異なったコントラスト視標を使用してコントラスト視力を測定し,各種CL装用者と非装用者の結果を比較検討する。

    方法:コントラスト視力測定の対象は15~51歳(平均年齢24.8歳)のCL装用者85名(男性27名,女性58名)である。CLの種類は1日使い捨てタイプ16名,2週間頻回交換タイプ23名,通常ソフトCL(SCL)24名,酸素透過性ハードCL 22名であった。健常者群としてCL非装用者15名(25~40歳,平均年齢28.0歳)も視力を測定した。コントラスト視力はWangおよびKatsumiにより開発されたW-Kマルチコントラストチャートを使用した。使用されたコントラストは90%,15%,5%および90%逆位相のコントラスト視標である。コントラスト視力は正解答数の合計であらわした。

    結果:健常者群ではコントラスト視力は平均78.6ポイントであった。CL装用群では2週間頻回交換タイプSCL装用群(70.6ポイント)が他の3群と比較して(73.1~73.5ポイント)低い値を示した。統計学的には有意ではないが,コントラスト視力は1日の装用時間が長いと低下する傾向がみられた。

    結論:CLを安全に使用する目的でコントラスト視力を測定することは,角膜の状態を正確に把握する上で有用であると考えた。

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