視覚の科学
Online ISSN : 2188-0522
Print ISSN : 0916-8273
38 巻 , 4 号
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総説
原著
  • 曽根原 寿明, 井澤 康哲, 祁 華, 神津 和磨, 向山 浩行, 広田 雅和, 遠藤 高生, 神田 寛行, 森本 壮, 不二門 尚
    2017 年 38 巻 4 号 p. 114-121
    発行日: 2017年
    公開日: 2017/12/29
    ジャーナル 認証あり

    眼疲労を定量化するための方法として, 自然な両眼視下での測定を利用した報告はあまりされていない。そこで我々は, 18名の被験者に視負荷として市販の携帯型3Dゲーム機を30分間使用させ, 両眼波面センサーを用いて視負荷前後での調節および輻湊応答の変化を調べた。測定時の固視標の動きは, 奥行き方向に反復する定屈折駆動刺激(±0.25D/秒)およびステップ状刺激(2.0/0.2D)を与えた。定屈折の反復刺激において, 輻湊と開散の潜時が視負荷後に統計的に有意に長くなることがわかった(P<0.05)。ステップ状刺激では, 調節弛緩応答量の80%から10%に変化するのに要する時間が視負荷後に長くなった(P<0.05)。以上より, 両眼波面センサーによって測定された調節と輻湊の応答は, 眼の疲労の客観的評価に適用できることが示唆され, とくに年齢の影響を受けにくい輻湊は中高年者への適用に有望であると考えられる。

  • 佐藤 雅之, 三木 彩香, 玉田 靖明, 金子 寛彦
    2017 年 38 巻 4 号 p. 122-127
    発行日: 2017年
    公開日: 2017/12/29
    ジャーナル 認証あり

    ヘキサゴンドットステレオテストでは,被験者は,六つのドットに囲まれた中央のドットが周囲のドットに対して手前に見えるか奥に見えるかを応答する。本研究では,確度の影響を排除し,精度を測定する方法として,これらのドット群を二組並置する方法を提案した。30名の被験者について,立体視閾,立体視の精度および確度を測定し,その有効性を確認した。また,液晶モニターとアナグリフを用いた本研究の結果と2台のオシロスコープと偏光フィルターを用いた既往研究の結果を比較した。アナグリフはクロストークが大きく,立体視力を過小評価する可能性が考えられるが,実験装置の簡便さには大きなメリットがあり,スクリーニングテストなどの使用目的には有効な方式であると結論した。

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