日本家禽学会誌
Print ISSN : 0029-0254
15 巻, 3 号
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  • 杉山 道雄
    1978 年 15 巻 3 号 p. 89-101
    発行日: 1978/05/15
    公開日: 2008/11/12
    ジャーナル フリー
  • 桜井 斉
    1978 年 15 巻 3 号 p. 102-107
    発行日: 1978/05/15
    公開日: 2008/11/12
    ジャーナル フリー
    ウズラの産卵に対する粗繊維および粗脂肪含量の影響を明らかにするために, 粗繊維と粗脂肪が同一含量の3%, 6%および9%の3飼料(実験1)と粗繊維3%, 6%, 9%の各水準にそれぞれ粗脂肪3%, 6%および9%を組み合せた9飼料(実験2)を給与し90日間の産卵試験を行なった。なお粗繊維は主にノコギリクズで, 粗脂肪はラードで供給した。
    その結果, 飼料摂取量, 産卵率および飼料効率は粗繊維および粗脂肪含量の影響はなかったが, 卵重は粗脂肪含量に影響され, 粗脂肪が3%から9%へと高まると卵重は直線的に増加した。なおこの卵重増加効果は, 有意な飼料効率の改善を導くまでのいちじるしいものでなかった。
  • 中村 孝雄, 田名部 雄一
    1978 年 15 巻 3 号 p. 108-113
    発行日: 1978/05/15
    公開日: 2008/11/12
    ジャーナル フリー
    産卵鶏の卵管膨大部における各種のステロイドホルモンの代謝経路を in vitro の方法で調べ, さらにそれらのステロイド代謝に関与する酵素活性の細胞内分布を明らかにしようとした。プロジェステロンからは3種類の3α-プレグナン誘導体がみとめられたが, 3β-プレグナン誘導体や17α-ヒドロキシプロジェステロンは生成しなかった。アンドロステンジオンとテストステロン相互間には互換反応がみとめられた。またその他に少量の5β-アンドロスタン誘導体がみとめられたがアンドロジェン効力の強い5α-ジヒドロテストステロンは生成しなかった。
    エストロンとエストラジオール相互間にも互換反応がみられたが, その間の代謝平衡はエストラジオール側にあった。一方プロジェステロンを基質にした時のΔ4-5α-水素添加酵素, アンドロステンジオン, テストステロンならびにエストロンを基質にした時のステロイドー17β-水酸基•脱水素酵素のそれぞれの細胞内活性は主として可溶性分画と核分画に局在していた。しかしニワトリ卵管では17α-水酸化酵素とC17-20側鎖切断酵素活性はみとめられなかった。
  • 中村 孝雄, 田名部 雄一
    1978 年 15 巻 3 号 p. 114-119
    発行日: 1978/05/15
    公開日: 2008/11/12
    ジャーナル フリー
    全てのステロイドホルモンの標的になると考えられる産卵鶏の下垂体前葉を用いて in vitro の放射性ステロイドの代謝実験および in vivo による放射性ステロイドる取りこみ実験の成績からその代謝経路を明らかにしようとした。
    プロジェステロンは5α-プレグナン化合物へ代謝されるが17α-ヒドロキシ化合物やC19-ステロイドへの転換はみとめられなかった。アンドロジェンではアンドロステンジオンは5α-アンドロスタン化合物へ, テストステロンはアンドロステンジオンとの間に互換反応がみとめられたが, アンドロジェン効力の強い5α-ジヒドロテストステロンへの転換はみられなかった。エストロンはエストラジオールに転換されるがエストラジオールから他のエストロジェンへの転換は少なく, また下垂体前葉中に取り込んだエストラジオールが組織中で安定していることなどからエストラジオールはエストロジェンの活性型と考えられる。
  • 育成飼料給与法および産卵制御日齢の影響
    柏木 忍, 白崎 克治, 中曽 博之, 貝塚 隆義, 山尾 春行, 高橋 靖生, 松崎 正治, 池田 公良, 奥山 正孝
    1978 年 15 巻 3 号 p. 120-129
    発行日: 1978/05/15
    公開日: 2008/11/12
    ジャーナル フリー
    採卵鶏の経済寿命延長のための飼養技術を確立するために, 育成期の飼料給与法と成鶏期の産卵制御法を組合せた一連の試験を西日本地域の共同研究として企画し, 育成期飼料給与法の効果, 強制換羽の影響について検討した。試験は春秋のふ化期について行い, 各場所は育成期の飼料給与法を自由摂取法と, 給与量を基準量の60%に制限する定量給与法の2区とし, これに強制換羽による産卵制御法を92週齢, 80週齢に各1回, 68週齢と96週齢, 56週齢と96週齢の各2回行う4区を配置する合計8区で実施した。
    1. 育成期における育成飼料給与法の影響
    定量給与区は自由摂取区よりも初産日齢が遅延し, 初産卵重は増加した。定量区の体重は44週齢時においても自由区よりも小さいままであった。育成率は自由摂取区が高く, 定量給与区が低かったが有意の差ではなかった。
    2. 成鶏期における育成期飼料給与法と産卵制御法の影響
    生産性および経済性: 20週齢から128週齢までの平均産卵率と, 卵1kg当り飼料消費量はともに自山摂取区では初回制御週齢を早めることにより成績が改善され, 定量給与区では産卵率および経済性と産卵制御週齢との関係は認められなかった。さらに, 定量給与区の各産卵制御法が示した成績は自山摂取区で最もよい成績を示した56•96週齢制御区と有意差がなかった。
    生存率は産卵制御法間に有意差が認められたが一定の傾向は認められなかった。
    卵質: 卵殼厚, HUに対する, 育成期飼料給与法の影響は認められなかった。HUに鶏の週齢の影響を受け週齢がすすむに従って低下した。産卵制御前後の卵質の変化は1回目制御では卵殼厚, HUともに制御前よりも制御後に改善がみられたが, 2回目制御では卵殼厚のみに改善が認められた。産卵制御後の卵質の推移は卵殼厚については少なくとも36週間は経時的に低下する傾向は認められなかったが, HUはふ化期と卵質測定時期に交互作用が認められた。
    体重: 128週齢, 産卵制御前後体重ともに定量区が小さく, 自由摂取区の95%前後の割合を示した。
    制御時の休産日数: 定量給与区の休産日数が自由摂取区よりも3~4日間短縮された。
  • 中村 研, 柏木 忍, 白崎 克治, 後藤 静夫
    1978 年 15 巻 3 号 p. 130-134
    発行日: 1978/05/15
    公開日: 2008/11/12
    ジャーナル フリー
    薩摩鶏交雑ブロイラーの後期育成飼料の適切なCP, TDN含量をみいだすために, 昭和48年から継続して試験してきた。今回は飼料中のCP含量3水準 (14, 16, 18%), TDN含量3水準 (68, 73, 78%) として次の結果を得た。
    (1) 増体量: 飼料中のCP含量およびTDN含量を高くするほど増体量は高くなった。
    (2) 飼料消費量: 飼料中のCP含量にかかわりなく, TDN含量を高めると飼料消費量は減少した。
    (3) 飼料効率: 飼料中のCP, TDN含量を高めることにより改善された。
    (4) 1kg増体に要した飼料費: TDN含量のおよぼす影響は認められず, CP含量を高めると飼料費が安くなった。
    (5) 粗利益: TDN含量が高まるほど粗利益はあがるが, CP含量は17.2%のとき最高となった。しかし前報3)の結果をあわせて検討すると, CP 16~20%, TDN 70~80%の範囲が経済的に有利であると考えられる。
    (6) 育成率, 枝肉歩留: 飼料組成による影響はみられなかった。
    (7) 腹腔内脂肪蓄積率: 飼料中のCP含量を下げること, 逆にTDN含量を上げることにより脂肪蓄積率は高くなった。
  • 仲田 正, 古謝 瑞幸, 平川 守彦
    1978 年 15 巻 3 号 p. 135-137
    発行日: 1978/05/15
    公開日: 2008/11/12
    ジャーナル フリー
  • 桜井 斉
    1978 年 15 巻 3 号 p. 138-141
    発行日: 1978/05/15
    公開日: 2008/11/12
    ジャーナル フリー
    The technique used was HILL and ANDERSON'S method which designed with a basal diet as the reference standard and for correcting nitrogen retention.
    The metabolizable energy values of 9 kinds of feedstuff, expressed as kcal per g± SE on 10% moisture basis, were determined respectively 3.44±0.01 for yellow corn, 3.40±0.05 for milo, 2.49±0.04 for wheat bran, 2.10±0.05 for defatted rice bran, 1.48± 0.09 for lucerne meal, 2.81±0.02 for fish meal containing 61% protein, 2.61±0.02 for soybean meal containing 41% protein, 3.61±0.02 for cornstarch and 6.92±0.08 for lard.
  • 吉田 実
    1978 年 15 巻 3 号 p. 142-147
    発行日: 1978/05/15
    公開日: 2008/11/12
    ジャーナル フリー
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